ROTH BART BARONを観に行った

fake-jizo.hatenablog.com
前も書いたよな、と思ったらもう3年前である。早いなあ。そりゃあ平成も終わるよなという微妙に旬が過ぎた話題をしつつ。
https://www.instagram.com/p/BxXRCObHgTx/
Instagram post by Takashi Satou • May 12, 2019 at 1:05pm UTC
いつだって男爵は良いのである。どちらかというと落ち着いた女性向けの感じもしなくもない。
でもだからこそ熱狂的なファンがいないのであろう。
昔からわかっていたことなのであるが、布教みたいなことをやるファンは重要なのである。こうした人がいなくてはマスメディアがほぼなくなってしまった現在なかなかメジャーにはなりにくいのである。
そうした意味で、このバンドは熱狂的なファンは出にくい。
とはいえ、ちょっとでも興味のある皆様には観て欲しいところである。別に私もそんなに観ているわけではないのだが、若干勿体無い気もするのである。

ROTH BART BARON - HEX - (Official Music Video)
映像が似合うバンドはそんなにないと思うんだよ私は。

omake

www.youtube.com
これは何でか知らないけど、2時間弱のライブフルセットなので、普通の人はとても見れないと思うんだよね。でも、これをBGMとして聴くぶんには本来はとても良いと音楽だと思うのですよ。ちょっと厄介なのはライブなだけに若干テンションが高い。BGMとして非常に聴きにくい。
私としては、BGMとしてまずは聴いて欲しいのですよこのバンドは。
家にプロジェクターがあって、BBC Earthを見ながら聴くのが良いと思うんだけど、そんな人がそんなにいるかというのがわからないし、どういうプロモーションが正しいのか私もわからないなあ。駄目だー。

newdubhallを観に行った

newdubhall 2nd anniversary party

live
Goth-Trad※1 × 秋本武士 × 近藤等則
Undefined meets こだま 和文
Silent Poets - live dub set -
Killer Bong

である。dubのpartyというなんか日本でこれ本当に受けるのか、みたいな音楽である。代官山にはUNITに行くためにしかいかない気がしなくもないが、行ってきた。と言っても3ヶ月ほど前であるが。
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最初はSlient Poetsなのだが、なんかとにかく音が悪かった。具体的には高音が割れてた。最初はPAの問題かと思っていて、いずれ直るのかなと考えていたのだが、曲が進むにすれ更に酷くなっていったような記憶がある。もうそこだけが気になって、全然音楽を覚えていない。音響音楽で、音がダメだと本当にきつい。申し訳ないけど、このせいで逆に記憶に残っている。
次がKillerBongである。
何だこれ。
写真も撮ってないが、えーっと、Sensational?
と言われても全然イメージつかないと思うが、多分ポエトリーリーディングが一番正しいんじゃないか、と思いつつ、LKJを念頭におくとエライ目に合うと思う。
まあこのくらいで良いか。
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次。Undefined
も、全く知らなかったけど、少し綺麗すぎる音楽で、あんまり印象がない。
ここまで、DubはDubなんだけど、何かいまいちだなーと思っていて、Liveの合間にDJがかけるオーセンティックなDubに一番盛り上がっていた。


最後が、これ。
いやー、ジャングルだよねこれ。これは盛り上がった。
予想通り、Milesみたいなトランペットなんだけど、爆音のリズムに強引に合わせる近藤等則みたいな感じで、いや、最初からなら良いけど、これよく直前の変更で受けたなこの内容、と思った。元々は屋敷豪太だったらしいんだが、割と緊急でラインナップが変更、だったみたい。
なかなか、このリズムセクションについていくのは難しいと思うけど、Jazzのミュージシャンたるもの、何があっても面食らってはいけない、的なオーラは感じた。
次回があるかどうかわからないけど、ジャングルをライブで見る機会は実質的に初めてだと思うし、今後もあるかどうかわからないが、観といてよかったなあ、とは思った。

世界の山崎蒸留所

実は結構な勢いで、蒸留所見学に行っているのである。
日本のあちらこちらに行ってる気がしないでもない。
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たまーにこんな風に出すけれども、出してないほうが多い気がしなくもない。今回は比較的珍しいところに行ったので紹介。
山崎蒸留所である。
https://www.instagram.com/p/BvRfRCFHMau/
うひひ
といってももう随分前だな。
前にも言ったと思ってたが、実は言ってなかったことがわかったので改めて述べるが、日本のウィスキーは大人気で、有名なのは大体品切れ状態である。
そんな中、山崎蒸留所では定価で買えるのであるが、そもそも蒸留所に入るのも予約制なのである。
webapl.suntory.co.jp
見ればわかるのだが、蒸留所見学だと、殆ど入れないのである。私もなんせ直前で急に思いついたので、無料見学だけしか入れなかった。それもかなりギリギリだった気がする。
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ここでは、過去の山のようなお宝ウィスキーがあるのだが、勿論中身は入ってない。
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でも、このウィスキー原酒の陳列は本物が入っている、はず。圧巻である。
で、蒸留所限定ウィスキーは既になく、じゃあ山崎を、と思ったものの、まだ見学してようかなあ、と思ってたらなんか危なかったので、買っといたら、案の定売り切れである。本当に海外の人に人気があるらしく、見学も日本人と外国人半々くらいだったような。一体どうやって応募してるんだろうか。
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さて、有料試飲である。というか、今回は実質これだけがメイン。
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常設されている試飲はこんな感じである。私の前の人が響30年と山崎25年を飲んでいた気がするが、それは流石に手がでないーというよりもこれだけで6000円するんだけど。マジかよ。そもそも山崎18年ですら飲んだことが私はないのに!
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というわけで庶民の私はこの辺を飲むことにするのである。
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山崎12年構成原酒。意外とパンチョンも良かったが、やっぱりシェリカスクがうまいなあ。チョコレートと合わせるには最高なんだよねこれ。この試飲会場では食べ物は禁止なんだけどさ。シェリカスク単独では売ってないしなあ。
で、これだけではないのである。やっぱりどうしても飲みたくなって、飲んだのはこの辺。
https://www.instagram.com/p/BvRfXUXn8t5/
うめー
https://www.instagram.com/p/BvTOOh8HICu/
もう一つおまけ
ワインカスクが本当にうまかった。これ一般販売ってしてないんですかー、と試飲会場のバーテンの人に聞いたけど、「これ殆ど酒販店には卸してないんですよ。バーとかには卸しているんですけど。」と言ってたが、後で知り合いのバーテンの人に聞いたところ、「普通のバーには卸してなくて、サントリーの息のかかったところにしかない。私も欲しい!」ということだったので、早々見かけるものではないように思う。
アルコール度数は高いものの、見かけたら飲んでみるといいと思うけど、普通のバーで飲むと一体いくら取られるのかわからない。大体ここ山崎18年で600円くらいの店だからな。普通のバーだと2000円くらい取られるんじゃないか。
https://www.instagram.com/p/BxsK3nqHc8S/
限定試飲
多分ここだとほぼ原価なので、限定品ということ考えるといくらなのかわからん。
item.rakuten.co.jp
楽天だと3本セットで125000円!?何じゃこりゃ。いくら日本のウィスキーが人気でもこれじゃバブルといってもいいんじゃないか。
もうラインナップも変わっているかもしれないけど、なかなか飲む機会のないウィスキーが飲めるので、1回はいっても良いかと思う。つーかまた行きそうではある。そもそも蒸留所見学できてないしな。

Microservicesとは何か?

「神」がいない場合の解決策である。以上。
deeeet.com
滅多にこういうことは書かないのだが、たまにはいいか。
これを読んでみんな同じことで悩むんだなあ、と思った。

まず、Microservicesは銀の弾丸ではない、ということは大体の人は理解していると思うのだが、実感を持っている人は意外と少ないんじゃないか。
基本的に、殆どのServiceはMonolithicで十分である、という前提に立った後に、どうしてもそれでは解決できないからMicroservicesを選択する、というレベルで構わないと思う。そうじゃないとこういう話が出てくる。
tech.nikkeibp.co.jp
テスト駆動開発もMicroservicesも問題の本質ではないが、ある意味的を射ている。最初から「綺麗」にしようと思うのは間違いである。ほぼ10割と言ってもいいが、スタートアップには不要な概念であろう。Microservicesを真に導入すべきは巨大な基幹系システムである。本来はそここそに導入を考えなければならない。
今時のシステムについては、作りっぱなしで終わりということはなく追加開発は避けられないが、開発箇所を見極める必要が出てくる。巨大なMonolithicシステムの場合は、業務もインフラも方式もその他諸々全て把握している「神」が必要である。そうではないと正しく見極めるのが難しい。
しかし、人間なのだから、そんなことは不可能である、という前提に立って、初めてMicroservicesの必要性がわかるのである。
とはいえ、ここに書いてある通り、アーキテクチャの設計に置いて最初に責務の分担を決定するのは非常に難しい。後々、特定のMicroserviceがどのように発展していくのか、完璧ではなくてもある程度見極めが出来ないといけない。そうじゃないとあっという間に密結合になり、「分散Monolith」になってしまう。
また、追加開発の際に、責務を分離出来なくてはならない場合を当然想定する必要がある。大多数のEngineer及び決定権者は、ServiceComponentが分離していくことに極めて否定的である。これはオンプレミスはサーバ調達も含まれるため、本当に厳しく、このコストを抑えるためにもクラウドの方がMicroservicesとは親和性が高い、が、Serviceの分割はある程度分散Monolithの負の要素を理解している人の割合がいないと難しい。インフラ構築が何れにしても必要であるし、既に存在するService内で作るのと比べると既存踏襲が出来なくなるからである。
上記のようなことを正しく理解して、Microservicesでシステムを構築するとしよう。
それでもまだ課題がある。

ObservabilityやMonitoring,セキュリティや認証・認可,CI/CDといった直接ビジネス的な価値を出さないCross-cutting concernには統一的な方法があるべきである.そしてこれらはそれぞれの開発チームではなく専用の基盤チームが取り組むべきである.

これは本当にその通りだが、このチームは単純にコストである。
誰がこのコストを払う?
受託型開発でこのコストを理解してもらうのはとてもとても難しいが、内製でもそれほど簡単ではないだろう。要するにビジネス的な価値を生むチームではないのだからコストセンターと言われても止む無しである。誰かの上前をピンハネして生きていかなければならないのであるが、その重要性は何らかの形で常に実証できなければならない。本質とは異なる、と言われるのはごもっともだが、理解してもらわないとチームが存続できなくなり、結果的に色々破綻する。しかしこの価値がわからない人に対して説明が必要なのだから、実際かなりの面倒な作業である。
それとともに、この「専用の基盤チーム」ができるEngineerは端的にいうとFull-Stack Engineerなのであろうが、そんなEngineerはそうそういない。詳細な業務仕様は知らなくても、最低限の業務知識と深い(インフラも含む)専門知識が必要である。CI/CDも出来なければならない。セキュリティ含めた非機能要件も実現できなくてはならない。勿論、Serviceを実現するためのFrameworkも知らなくてはならない。
周りを見渡してほしい。
いるかそんな人?
いてもいくらで雇えるのそれ?
また、最後に「ObservabilityやMonitoring」はコード的なソリューションだけではなく、インフラも含めた総合的な設計が必要である。勿論、構築にもコストがかかる。上記で書いてあるように、「サービスにまたがったPerformance問題を検出するためにDistributed tracingを整備し」ようとする必要がある。Service間のどこにTAT遅延が発生し問題が起きているのか監視できないと商用運用ではBlackBoxになるからである。例えば、JavaでいうとSpring-Cloud-Sleuthを入れて、ログのトレーシングを実現し、ZipkinServerで参照できるようにすれば良い。こんなことは誰もが思いつく。
だが、そのコストは誰が払う?
全体方式を全て揃える必要がある、というのは最初にやったとしても、サービスには直結しない。問題が起きない限りは役に立たない。導入しても運用コストは定常的に追加になる。
本当に重要性を説明できるかこれ?
トレーシングデータ収集そのものも巨大なシステムの場合難題なので、システム構築自体も一筋縄ではいかない。データ収集自体も商用トラブルになることだって普通にある。こういった一つ一つを地道にやっていく必要があるのである。
こうやって考えるとMicroservicesやらない方がいいんじゃない?どう?
というところまで考えて、Microservicesの導入は考えるべきだと思う。
往々にして思慮が浅すぎる。

あえて書かなかったこと

データの一貫性の担保。これはNoSQLでは解決しないので、RDBに頼らざるを得ない。Microservicesにおけるデータの保持の仕方については、これだけで論文が書けるほど難題である。

MWAMを観に行った。

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あれ、去年観たっけ?なんか覚えてないが多分観てないと思う。
というか私がファンなわけでもないけど、こんだけ何回も行ってると流石に代表曲はわかってしまうな。
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今回の席は、ちょっとこの写真でもわかりにくいけど、バックステージ裏である。
ってことはPA卓の真後ろなのである。なので、どの卓が照明で、どの卓が音響で、とかずっと調べてた。自分でも一体何やってるんだ、とは思いつつ。
今回は照明のレーザーが本当綺麗だった。ちょうどステージと二階席の間あたりに、照明が滝のように流れていって、いや本当綺麗。二階席の上の方から見てて、すげーなーと思ったのを覚えてる。
音楽的には、やっぱり、J-Popと欧米的なRockを合わせた感じが上手いんだな。普段は欧米的だけど、途中でちゃんと転調が入る。日本だとここが盛り上がるところだとみんなわかってるけど、欧米だとどうなんだろ。なんか向こうでもライブやってるみたいだけど、日本と感覚が一緒なのかどうかわからないなあ。
といっても、今の欧米の音楽も殆どロクに知らない私が言うのもな、という感じではある。

girls and boys(は出てこないの?)

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年を跨いで、且つ4ヶ月ということで、私自身もう忘れているという素晴らしさ。
一通り大洗の商店街を見て回ったところで、大洗のシンボルである(と思われる)大洗マリンタワーに向かう。
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マリンタワーといえばガルパン喫茶である。
tabelog.com
ガルパン喫茶の前に一つ気になる事があるのだが、このタワー、エレベーターに乗ると3階までしかなく、2階がガルパン喫茶なのだが、それは普通の2階とは思えないところにあるので、初見の我々は少し戸惑った。
上の写真でいうと、一番上の出っ張ったところが3階の展望室で、その直下の少し広いところが2階である。普通ならこれ7~8階くらいなんじゃないのかなあ。
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なので、2階からの景色はこんなのである。コンテナ埠頭というのは極めて大洗らしい。昔北海道に住んでいた頃に苫小牧から出てたフェリーに時々乗ってたのだが、苫小牧〜大洗というフェリーコースで大洗を知ったといっても過言ではない。その頃ガルパンはなかったけど。
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ガルパン喫茶らしく、フロアはこんな感じである。
写真はないのだが、ここでライフルのモデルガンを持って、地上に狙いを定めているグループがいたのだが、あの人たちはなんだったんだろう。ガルパンは戦車なので違うと思うのだが、ミリオタも被っているのかしら。ていうか怪しさ全開なのでやめてほしいところではある。人のいないところで思う存分ライフルを振り回してほしい。
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次に向かったのは若干廃墟気味のアウトレットである。そんなに興味はなく、結局ここもガルパン頼みかということで、そこだけ人が居た気がする。
そういや、デジタルサイネージはあんまりなくって立て看板が多いんだよな。この辺でもそろそろサイネージかと思っては居たのだけど、そんなことはまだなかった。
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なんとなく気づいたと思うが、この辺で飽きてきているのである。いや実際よく知らないし。思い入れもイマイチだし。
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さて、この辺で大洗を後にして、そろそろご飯…の前にそう言えば、銚子の方にはお酒で有名なセブンイレブンがあることに気づき、そこに向かうことになる。
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着いて一言。しゅごい…。
見たこともないようなお酒が山のようにある。しかもほぼ定価。なんじゃこりゃ…。
一部は確かにプレミアついてたけど、そんなに普通の人が知らないような酒については、殆どプレミアなかったんじゃないかなあ。
普通の酒屋でもありえないくらいの品揃えで、ここで全てが吹っ飛んだ気がしますね。
https://www.instagram.com/p/BwgiSLMHqtt/
研究所
koyoinoyoi.com
買ったのは、農口尚彦研究所と新政頒布会のもの。いやこれ普通に売ってると両方とも初めて見たよ。新政の頒布会は居酒屋の裏メニューとしてしか見たことないし、農口尚彦研究所は一度クラウドファウンディングで買い逃した後、手に入れる方法がわからなかったんだよねえ。
www.makuake.com
一番美味しかったのは確かこの中だと、新政の96%精白のやつ。とてもそうは思えない味だったなあ。
余談だけど、この前精米歩合0%ってのも飲んだけど。いやまあ意味わからないだろうが、その話はまたいずれ。

・・・・・・・・・を観に行った。

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ドッツトーキョーだけど、前回「・」の数が8つのような気がする。間違った。
前回から一年半ぶり。
というのも今回でメンバーが全員いなくなるという、つまりラストライブらしいのである。


東京キネマ倶楽部という鶯谷にある元キャバレーでのライブである。
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その元キャバレーに入ると、布がいくつも貼ってあって、そこに過去のライブの映像がずっと流れている。これ面白い演出だなあ、とライブ中ずっと思っていた。今回のではないんだよね。
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ライブを観てて思ったのは、まずアイドルって儚いものなんだなあ、ということ。
本来アイドルはこの時期の一瞬だけきらめくものを切り取った、くらいでしかないんだということ。最近アイドルの解散が多いけど、始まった時期が大体同じくらい、だと結局終わる時期も大体同じになっちゃうよね。長く出来るものではないのだろう、というわけで、3〜4年くらいが平均寿命になっちゃうのはある意味しょうがないことなのだろう。
次に、ドッツに限って言えば、コンセプトがちょっと詰め込み過ぎなんじゃないか、とはおもう。詰め込み過ぎてファンから見れば若干消化不良気味になってしまうのではないかと。詰め込み過ぎなのか方向性が定まってないだけだったのか、まではわからないけど、とっちらかり過ぎてとにかく全体的にわかりにくい。一体何を目指してるんだろうは、最後まで謎だった。
音楽的な話をすると、シューゲイザーアイドルだけあって、バックは爆音なんだけど、5人⇨3人になったのが辛かったように思う。お世辞にも歌が上手いとは言えないのは前回もそうだったのでそれはそれでいいし、エコーもかけないのもまあいいんだけど、3人になったことでコーラスが使えなくなった。コーラスで強引にバックに打ち勝つってことが出来なくなったせいで、どうしても音楽的にはバックのノイズに負けてしまう。これは結構致命的で、3人になった際に、この結果(=ラストライブ)は見えていたんじゃないか、とも思った。前述したプロジェクターに映っている映像も5人のものが殆どで、5人という形態がちょうど良かったんだろうなと。
音楽的な話でもう一点。
www.youtube.com
今回私が気に入った曲は、テクノっぽい曲で、例えばこの曲のカバーも演奏した、というかオケなのでそのまんまなわけだけど、まあわかる人はわかるだろうけど、これAshraのカバーというかオマージュだよね。
www.youtube.com
他にも池田亮司のカバーなのかそのまま流したのかわからないが、そういう曲*1もやっていて、こういうのは当然と言えば当然だが、フロアの受けは悪いんだよね。私は好きなんだけど。
この辺結構ギャップがあって、私が苦手な、ニコ動で流れていそうな感じの転調を繰り返す曲なんかはフックがあるので、かなり受けるんだよね。でもそれは他のシューゲイザーの曲とは全然合わないし。そもそもシューゲイザーすらマイナーだし。アングラというかマイナー趣味の人が運営側に絶対一人はいそうなんだけど、その趣味を全開にしちゃうと、それはそれで周りがついてこれないジレンマは割とありそうな感じ。でもまー現代音楽に近いレベルのここまで来ると、とてもポップスではないし、アイドルとは真逆だよなあ。さっき調べたら「にせんねんもんだい」のカバーとかもやってるそうでして、いやそれは受けるの無理だろーとは思う。
https://www.instagram.com/p/BvZPmv_He5K/

Instagram post by Takashi Satou • Mar 24, 2019 at 2:29pm UTC
そう言えば私はラストライブなんて初めてなわけで、周りでは号泣していた人もいたようなのだけど、普段アイドルとか全然行かないので、興味深かったし、実際面白いライブでした。その時たまたまいた人と終わった後話してたんだけど、曲結構いいのにこれどうするんだろ、勿体無いよねー、みたいなことを言ってたんだが、実際どうするんだろ。サテライトは名曲だと思うんだけどなあ。
www.youtube.com