Residentsを観に行った。


表参道を降りて、ブルーノートに向かうと何じゃこの街を歩くお洒落人間たちはと驚く。モードの人しかいないじゃないか。Beamsを着てる自分が恥ずかしい!つか何でこんなにお洒落なのか理解できないというか、何このスノッブな街怖くて二度と来たくないんだけど!とか思いながら、初めてのブルーノート
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レジデンツ
ResidentsですよResidents!
カルトに乗っ取られたと噂されたEuro Ralph Recordsから再発された”Third Reich 'n' Roll"を輸入盤屋で入手したあの時から20年以上。Cube-Eツアー以来のまさかまさかの32年ぶり来日公演。とてもとても信じられなかったけど、これは流石に行かなきゃ、ということで行って来た。
ザ・サード・ライヒンロール(紙ジャケット仕様)

ザ・サード・ライヒンロール(紙ジャケット仕様)

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ライブそのものの感想は↓でも読んでほしい。私はそれ以外の箇所を。
THE RESIDENTS - In between Dreams -|LIVE REPORTS|BLUE NOTE TOKYO
まず、バックステージから花道みたいな通路を通ってメンバー登場。えーっと顔普通に見えるんだけど、ライブだとこれが普通なの?なんせ全然分からないので、何が正しいのかもさっぱり。よくわからないCGの喋りが終わりライブが始まると意外と普通の音楽として始まる。あーいやなんて言うんだろ、普通の音楽では勿論ないんだが、音楽性はあると言うか、多分勝手な思い込みなんだろうけど、Residentsのライブって演劇に近いんじゃない?と思ってたんだよ。だからよくわからない人たちが入れ替わり立ち替わり何のライブなのかもわからないまま、伴奏音楽と学園祭みたいなチープな演劇をやっている、と、そういったイメージ。
なので、あれ普通にギターも弾いてるし、ドラムも叩いてる。普通じゃん!これResidentsを騙ったコピーバンドじゃね?という疑いすら持ち始めた時に、あの声が聞こえて来た。
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この声である。悪意の塊のようなこの声。おお!これだResidentsだ!と感動が。
いやだってSnakefinger役のギターの人は元々Residentsじゃないじゃん!Snakefingerはサポートメンバーなんだし。白玉シンセは確かにそうなんだけどはっきり言えば誰でも出来るしさあ。悪意やら悪夢やらそういったのを体現しているのはあの声なんだよ。
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さすがにSatisfactionはやらなかったものの、Man's worldは演奏していて嬉しかった。欲をいえばDiskimoやKaw-ligaは聞きたかったけど、それを言ったらキリないしね。で、何となくわかる通り、私は80年代までのResidentsしか追いかけてなくて、こういっちゃ何だがFreaks Showの時代以降は全然知らないんだけど、若い頃の自分を思い出しながら聞いてました。青春の1曲(笑)。
しかし、曲が終わるたびになぜか直立不動になったり、モニタに映るよくわからないCGは何だったんだろうな。いちいち、リモコンで操作しているのは面白かったが。流石にSun Raがいないアーケストラよりは統率が取れていたが、実際、何もMCがないのと、曲が1,2分レベルで短いので、サクサク進む。1時間半しかやらない割に、20曲弱くらいはやっていたと思う。全体的には悪夢としか言いようのないステージで、Blue Noteにとってもとってもふさわしかった。
最後にアンコールが終わったあと、花道を通ってバックステージに戻る際に、ちゃんと素顔のResidentsを確認したけど、えーとえーと、Residentsは一人であり、四人であり、みんななんだね!