(主語が大きい)現代若者気質

先日、明らかに遅刻の時間に私は仕事場に向かっていた。
日も高く上がり、もはや通勤時間ですらなく、通勤経路のいつも乗車する私鉄はだいたい座れるくらい空いていた。
Spotifyで何を聴こうかなと思いながら、ロングシートに着席すると、向かいに着席している若者が気になった。
肌の感じから20代半ばと思われるが、明らかに目の下にはクマがあり、落ち込んだ表情であった。
iPhoneを始終眺めては落ち込むのを繰り返しており、一体何があったんだろうと気になった。

このクソ暑い中、彼はアイロンの効いた長袖のYシャツを着て、レジメンタルのネクタイをしっかりと締め、スーツの上着は流石に着用してはいなかったものの手には持っており、緩い適当な格好で仕事場に向かっている私とは正反対である。私は勿論ネクタイは締めてないし、ここ数年スーツすら着ていない気がする。
あまりに気になったので、こっそり写真を撮り、今見てみたが、当時の印象は変わらない。普通の企業なら絶対に遅刻の時間にこんなかっちりな格好をして、且つ目の下にクマができる状況というのはどういうことなんだろう、と思い、きっと普通なら休む体調なのだろうが、何かがあって遅刻してもどうしても行かなければならないのだろう、というのは感じた。
そこまでする仕事ってあるのかなあ、と思いつつ、緩すぎる私は電車の中でポケモンGOをすることにした。
www.youtube.com