Ogre You Assholeを観に行った。

いつもの年末ライブである。
https://www.instagram.com/p/B6VzFFEnB8O/
朝 AshRa ver.
書くことはもはや何もない。何もないが、このLiquidは気合が入っている感じがする。やはり。

そういやロープってやらなかったっけ?と思ったら本当にやってなかった。
とりあえず、音を聴かないと全然伝わらない気がする。何を書いてもあまり意味がない。

OGRE YOU ASSHOLE『朝 | morning after morning』Live at WWW X
Studio版と比較して、Live版の良さを知るべきだ。ただ今これを聴きながら書いているのだけど、長尺ということもあって家で聴いてもなんかいまいちな気がするなあ。外でヘッドホンで聴くならいいかも。

最後に。
Live終了後、アンコールの拍手がある中、急にSEとしてこの曲が流れ出した。
www.youtube.com
なんだか不思議な雰囲気だなあと思いつつ待っていると、急にアンコールはなしです。というアナウンスが流れ追い出された。
普通、アンコールなしの時は、最初からそう宣言するよなあ、とか思いながらなんだか不思議な気分であった。

ナウシカ歌舞伎を観に行った

ナウシカである。まさかの歌舞伎である。
ずっと気になってたので、どうにかして予約しました。
f:id:fake-jizo:20200113193842j:plain
歌舞伎公演は大体そうなのだが、昼の部と夜の部がある。ただ、このナウシカは通し狂言と言って、一日丸々同じ演目を最初から最後まで演じる。
これは今ではとても珍しく、通し狂言と言っても、普通は昼の部のみとか大体半日くらいなのだが、これはそうじゃない。
歌舞伎で有名な演目は江戸〜明治くらいに作られたもので、元々の演目はこのナウシカと同じように、一日丸々だったりするのだがそんなのを観たことは私もほとんどない。
これには理由があって、まあ要するに現代人にはあまりに長すぎて、観てる方もうんざりしちゃうのと、何度もやってるとみんな話の筋なんて見なくてもわかってしまう、というわけで冗長な数幕を削ってしまうのである。それが更に進んで、例えば歌舞伎座とかでは、長ーい演目の有名な一幕だけ細切れにして三幕くらいの実施、というのが割とメジャーである。
話の筋はどうでもいいというか、色々と割り切った公演方式である。現代劇では考えにくいね。ストーリーもわからない演劇って何?って話になるし。
とはいえ、もはや現代では歌舞伎の前提条件が全然わからないわけで、ガイドがないと何が何やらという人が大半であろう。だから敷居が高いって話になるんだろうね。曽我物と言われても普通わからないでしょ、とは私も思うけど、これを知らないとお芝居の内容が全くわからなくなったりするのである。
また、現代の公演形式でも長いってのはあるかもしれない。集中力的に映画の2時間くらいが限界なんじゃなかろうか。
www.ntj.jac.go.jp
国立劇場だと伝統芸能振興が目的なので、通し狂言を頻繁に上演しているが、それでも半日とかそんなんだね。
因みに国立劇場は比較的やすくてオススメなのだが、演目とか出演者が初心者向けとはとてもいえないよなあ。
まあしょうがないかもだが。
f:id:fake-jizo:20200113195328j:plain
で、やっと本題。
ナウシカ公演はこのように11時開演20時半閉演と、幕間はあるにしても本当に長丁場で私の集中力がとても持たない。
なので、比較的映画で知っているはずの昼の部を観に行った。
本当は昼の部が良かったら、夜の部を観ようと思っていたのだが、そんな私の浅はかな思いを見破ったかのように当然のことながら12月に入る頃には全て完売である。
公演そのものは当然のように写真撮影禁止なので、どこかのニュースを引用しようかと思ったが…、それも面白くないので、個人的に思った話を。
https://www.instagram.com/p/B6GTCQpnGif/
ナウシカ
まず、セットが豪華である。
いや、この1回で終わらないでしょこれと思ったくらいに豪華である。この幕も専用に作ったそうだ。一体どんだけ金かけたんだ。
また王蟲巨神兵などの舞台装置は誰がどう考えても他の演目に転用が利かない品である。
そんなものをこの1ヶ月のためだけに作ったのである。
それだけで凄いと思った。

またオープニングは透明の幕にタイトルバックが写っていて、アニメ映画を凄く意識しているなと思った。
ただ、その後は、見栄の箇所を切り取って上演という、とても歌舞伎らしいスタイルである。カッコ良ければ後はなんでもいいのである。歌舞伎ってそんなもの、なので、そんなに気構えなくてもいいかなあ、とも思うのだが、世話物とかだとそうもいかないので、ふらっと見るものでもないのかも、第一高いし。
残念だったのは菊之助が怪我をしたせいで、私の観たときは一部の演出が変更になっていたことである。特に宙乗りは観たかったなあ。
大体の台詞は、当然のように現代語で、時々見栄を切るときだけ時代がかるというなんだか不思議な感覚である。
というわけで、普段の歌舞伎では必須のイヤホンガイドもなんだか必要がないというか、特出すべきは歌舞伎ならではの演出の説明くらいで、ナウシカの説明されてもな、という感じではあった。なくても大丈夫だったかもしれない。

後気になったこととしては、大向こうから声がかからない。精々拍手くらいである。これは新作なので、どこで合いの手を入れればいいのかわからないから、だろうと思われるが、そもそも人気が高すぎて安い席でもチケットが取れないという問題もあったかもしれない。
www.kabuki-bito.jp
こういうディレイビューイングもあるらしいが、夜の部観るかなあ。なんか観ない気もするな。家では絶対見ないので、映画館の方がまだ観る気はするけれど。
そういえば、昼の部は大体原作の4巻あたりまでなので、1巻というか映画のハイライトである、王蟲の子供を救う話は途中に出てくるのだが、あの曲が、歌舞伎の節回しで演奏されると、ちょっと笑っちゃうよね。あれはなかなか聴けないよ。

Aimerを観に行った

といってもな、思い入れないんだよな。前も観にいったけど。
fake-jizo.hatenablog.com
今読み返してもなんだか微妙な感想だ。
f:id:fake-jizo:20200116005506j:plain
で、今回は、というと、何故か仙台で観たのであるが、Aimerが曲が終わるたびにクルクル回ってたのが一番印象的だった。
なんか頻繁にクルクル回るんだよ。
結構可愛いよね(笑)

あんまりライブそのものの感想を言い出すと、ファンの人に激怒されそうなので辞めとくけど、本編が終わって、アンコール待ちの状態でなんか最前列あたりからなんか歌が聞こえるんですわ。
なんで、歌うたってるんだろう?誰が歌ってるのかわからないし、意味わからないし、と最初凄く微妙な気分だったんだけど、段々その歌の輪が広がっていて、あれなんか聞いたことある、と思ったらこれだった。

八木山ベニーランド CM
ヤンヤンヤヤー 八木山のベニーランドででっかい夢が はずむよ はねるよ ころがるよ」をひたすらエンドレスで歌っているのである。
客が。

といってもなんだかわからないだろうが、宮城県民(だったことがある人含む)であれば全員知っているといっても過言ではない狭い世界で超有名なCM曲で、ベニーランドというのは多分遊園地なのだが、というかなんで多分ってつけるかというと、軽く思い出しても30年は行ってないから今どうなのか全くわからないだけなのだが、とにかくそういう遊園地のCMである。
宮城県民なら知ってる、他はまず知らない、というローカルCMにありがちな曲なのだが、これに至るまでの何かしら伏線が以前のライブのMCにあったらしく、アリーナ中心にみんな歌っているのである。危うく噴き出しそうになった、というか噴き出した。
これに大受けしたAimerがアンコールに出てきたときにこの曲を歌ったのがこの日のハイライト。

ってなんか間違っている気もしなくもないが、そういう人もいていいと思う。

人を駄目にするお酒

https://www.instagram.com/p/B5X9KySHIa9/
人を駄目にする飲み物
ホッピーでお馴染みキンミヤ焼酎である。
と言ってもホッピーは東京下町以外では全くお馴染みではない。
調布に工場があるらしいが、一般公開はされておらず、あまり知られていないのが実際のところであろう。
ってホッピーの話をしたいわけではなかった。
www.miyanoyuki.co.jp
シャリキンである。
キンミヤハイボールの定番は凍ったグラスにこれまた凍ったキンミヤ焼酎を入れて、それに対して炭酸水を入れるのが定石だが、家でも同じことができるのである。勿論、氷は入れないので、全く薄まらない。
素敵なのであるが、一日一杯くらいで十分だろう。
なんせ飲みやすいので、バンバン飲めてしまうのだが、飲みすぎになるまで気づかないパターンである。これはよろしくない。

因みに私はこれをアンテナショップで手に入れたが、ネットでも販売しているようなので、好きなだけ買うことができる。
怖いから買わないけど。

パソコン音楽クラブを観に行った

f:id:fake-jizo:20191222222931j:plain
Remixアルバムのリリースパーティーなのかな多分。
最近私の周りでも評判の良い、パソコン音楽クラブを観に行ったのである。
が、最初にまず言いたい。
Unitでのライブで16時スタート20時半終了なのに、途中退出不可、しかも中ではFoodなし、ってどういうこと?普通にお腹すくんだけど、ビールしか飲めないんだけど。食べ物の持ち込みも禁止だしさあ、一体どうしろっていうつもりなのよ。15時にはご飯食べて来い、ってこと?
私は17時に入場したけど、それでも20時過ぎたらかなりお腹すいたよ。また飲み物しかないってのがキツイんだよねえ。せめて軽食でも出せば良いのに、とか本気で思った。
UnitのB1では以前はBarと軽食出すところあったけど、最近B1が空いてる時滅多に見かけなくなったけど、もうレンタルスペースになっちゃったんだね。これだとFoodないのがわかりきってるのであればmせめて途中入退場可能にしようよ。長時間ライブとかだときつくない?これ。
https://www.shibukei.com/headline/14276/
入ってみたらB1のスペースでは普通にTofubeatsがいて、知り合い?の人と喋ってて驚いた。そんなに広いスペースじゃないし、B2はあんまり話せるような状態ではないから当然といえば当然か。で、B2スペースに行ったんだけど、本当に混んでて驚いた。フロアまで行けないんだけど。
勿論、パソコン音楽クラブ以外も見ていたのだが、やっぱり長いよねえ。混んでてしかも休む場所があまりないって辛いなあ。
とか言いつつ、パソコン音楽クラブ。
「東京の皆さんこんにちは。パソコン音楽クラブです。」でスタート。
やはりこれ
「ドモアリガトミスターロボット」のオマージュかしら。そんな訳ないか。

pasocom music club
これ聴いてて思ったんだけど、City Popの文脈だよねこれ。
fake-jizo.hatenablog.com
以前もなんだか微妙に盛り上がらないなあもっと盛り上がって欲しいんだけどなあ、と思ってたけど、ようやくこんな感じで出てきたのかあ、と感慨深かった。多分、一般的になるのはもう少し後になると思うんだけど、2020年代レトロフューチャーな感じになるのかも、とは思った。
https://www.instagram.com/p/B52ZrciHgic/
pasocom music club

余談

物販コーナーで、Vapor Waveの本が非売品だが参照用としてあったのでパラパラと流し見てました。買ってないですごめんなさい。

新蒸気波要点ガイド (ヴェイパーウェイヴ・アーカイブス2009-2019)

新蒸気波要点ガイド (ヴェイパーウェイヴ・アーカイブス2009-2019)

  • 作者:佐藤秀彦
  • 出版社/メーカー: DU BOOKS
  • 発売日: 2019/12/06
  • メディア: 単行本

今年のベスト3

fake-jizo.hatenablog.com
前書きは省略。

第3位

まさかのまだ書いてない!ナウシカ歌舞伎から。
ナウシカレクイエムの歌舞伎Ver.
www.youtube.com
というのは、あの「らんらんらららんらんらん」の歌舞伎お囃子である。かなり面食らった。
本来、あの楽器で出る音ではない気もするのである。不思議な空気に新橋演舞場が包まれていた。
一体何をやっちゃってるの、という感じである。

第2位

やっと観れた坂本慎太郎である。
fake-jizo.hatenablog.com
いやここでも書いてある通り、2回目なのであるが、実質的に初見である、と言えよう。MCが入るライブなんておかしいでしょう、とか訳のわからないことを言い出す私である。
不穏という言葉が正にぴったりの音楽であった。

第1位

まさかまさかのRed Hot Chilli Peppersである。
間違ってもchilli willi and the red hot peppersではない。
fake-jizo.hatenablog.com
よく考えなくてもだが、全盛期にはライブを観ておらず、ライブ映像自体もウッドストック’94以来観てなかったように思う。当時は映像はなかなか手に入りにくいしね。そもそもDVDの時代ですらないのでメディアがやたら高い。普通に1万円超えてた気が。
www.youtube.com
今見ると、明らかに電球が邪魔である。実際邪魔そうにしてるし。
ここから25年である。
アンソニーは髪を切ったし、フリーも若干老けたけど、あのRHCPをようやく見ることができて感無量である。正直見る前はちょっとバカにしててごめんなさい。今年後半のSpotifyではなんだかんだ言ってRHCPをよく聴いていたので、流石に1位にしました。

とかなんとか言いつつも

今年はVapor Waveの年だったように思う。ベストははっきり言って私のノスタルジアだけど、パソコン音楽クラブのライブ*1も良かったし、長谷川白紙のアルバムも良かった。
City Pop リバイバルをこんなに実感した年もなかった。
結構近いところを聞いてたけど、シーンとまでいうほどでもなかったからね。でも今年は違ったな。

*1:まだ書きかけでかけてない

坂本慎太郎を観に行った

https://www.instagram.com/p/B5VTKXHnpIk/
今年一位かなあ。
fake-jizo.hatenablog.com
去年観に行った時は、坂本慎太郎の声が出ないというまあレアケースで、MCもあり、という不思議なライブだったのだが、本来のライブを観ていないのである。これが初見ということでリベンジの機会を狙っていたのだが、1年後にようやくそれが果たせたのである。
ロケーションは三軒茶屋人見記念講堂でここライブでは初めて行った。ライブじゃなくても初めてであるが。
f:id:fake-jizo:20191222192626j:plain
ホールなので、当然椅子席である。最近、立ち見が結構しんどいのでちょうど良かったのであった。
さてライブである。
坂本慎太郎 @ 昭和女子大学 人見記念講堂 (東京都) (2019.11.26) | ライブ・セットリスト情報サービス【 LiveFans (ライブファンズ) 】

えーどの曲もイントロが全然違う。なので、イントロからどの曲が始まるのか全く分からず、歌い始めてやっとあああの曲やるのね、って感じだった。
照明もとても大学のホールとは思えないおどろおどろしい感じで、とてもかっこよかった。
後半の「あなたもロボットになれる」「ディスコって」辺りは素晴らしかった。
www.youtube.com
特に「あなたもロボットになれる」は是非ともライブで聴いてみたかった曲であった。私は歌詞は基本的に興味がない人なのであるが、この曲は歌詞も大好きな珍しい曲なのである。「ディスコって」ではなんか不思議なミラーボールの演出もあり、冥界のディスコではきっとこういう曲がかかっているのであろう。
このライブとは直接には全然関係ないが、この時期、Miles DavisのOn The Corner Complete Sessionsを今更ながらめちゃくちゃ聴いており、この妙なFunkと物凄い親和性を感じながらライブを聴いていた。まあ、歌があるかないかくらいの(非常に大きな)違いはあるんだけど。
open.spotify.com
夢遊病者が演奏するFunkというか、この何もかも不安定な感じがそっくりで、勝手にシンクロニシティを感じてた。いや本当に余計なお世話だが。
本編が終わった後、舞台側にもはけずに突然「アンコールやります。」と言いだしアンコールが始まる。いやこんなアンコール初めてだ。ここでは全然知らない曲が演奏されてたので、新曲か?と勘違いしたけど、最新シングルなのね。
zelonerecords.com
シングルまで追っかけてないもんなあ。いやSpotifyで聞けば良いんだけど。なんだか余韻を残した感じで終了。不思議な感じでした。