北の果ての旅(その2)

fake-jizo.hatenablog.com

構想1年、実際書き始めたのはつい先日、といういつものようなこの話であるが、そういや前回普通の人には全く理解できない話であったことを読み返して思った。
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要するに先月実質的に廃線になったJR札沼線の終点まで行きました、とまあそういう話である。
知っている人は知っているが、知らない人はこんなこと知らないし興味ないよな。
さて話を続けると。

北海道医療大学駅より先は本当にローカル線で、終点までは1日1本しか行かないと、前回も言った。
しかし、もう廃線になるのがわかっていたこの時点で、乗車率は100%なのである。せめて2両編成にして欲しいと心底思ったが、しょうがないか。
今年は多分本当に混雑してたと思うので、微妙な廃線な感じになってしまったのはやむをえないだろう。
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北海道らしい、廃車を再利用した駅舎である。しかしこれもボロボロだな。なんかこのまま朽ちていきそうな感じではある。
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因みに、この旅路の際は、時々写真を撮り、時々ポケモンGoをやり、でなんだかんだで結構忙しかったことを覚えている。人も多いし、全然ローカル線の旅行って感じじゃない。なんか自分でも業が深いなあ、と思わなくもなかったが、もう2度と来ないだろうとは思っていたのでしょうがないかな。
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石狩月形で降りる。ここで上り列車の待ち合わせである。
https://www.instagram.com/p/BwOr-xSH38G/
Takashi Satou’s Instagram profile post: “1両編成なのに人多い”
今や残り少ないキハ40形の列車交換である。
なかなか見れないんじゃないかなーこれ。
一見人が一杯のように見えるが、勿論普通の意味での乗客はほぼいない。
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これだとねえ。普段使えって言われても厳しいよね。数人くらいはいた気がするけど。
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さて、終点の新十津川駅である。
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終点標であるが、元々は更に北側まで伸びていたみたいだが、50年前には既に廃線になっていたらしく、面影はあんまり残ってない。
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終点なので写真を撮る人続出である。そう言った風景も撮っておけばよかった、と思ったが、全然残ってないな。
風景写真ばかりだ。
https://www.instagram.com/p/BwLRUb9niqg/
Takashi Satou on Instagram: “もう二度と来ない気がするよ”
これが伝説の1日1本の時刻表である。
というか、こうなる前に廃線にしといても良かったんじゃなかろうか。
もはや公共交通機関の体をなしていないわけであって、一体なんのために残していたのかいまいち謎だ。
まさかロマンってこともないだろうし、単に地元と協議がつかなかっただけかな。
https://www.instagram.com/p/BwOsUyNnHvx/
Instagram post by Takashi Satou • Apr 14, 2019 at 8:39am UTC
終点に着いたはいいが、当然のように周りには何もない。
しかもこの時点では、まだ朝の9時半なのである。
つづく。

北の果ての旅(その1)

本当はこれGW中に公開しようと思っていたが、なんだか時期を逸したものである。
理由は以下の通り。

近年JR北海道では路線の廃止が続き、2014年5月に江差線木古内江差間を廃止したのをはじめ、2016年12月には留萌線留萌―増毛間、2019年には石勝線新夕張―夕張間を廃止した。今年は札沼線北海道医療大学新十津川間の廃止だ。当初はゴールデンウィーク最終日の5月6日限りで廃止する予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、定期列車の廃止日が4月24日、沿線4町の利用者を対象にしたラストランを4月27日に繰り上げると4月15日に発表された。

だが、その翌日、北海道が新型コロナウイルスに関する緊急事態宣言の対象地域となったことに伴い、定期列車の最終運行が4月17日に繰り上がった。住民向けのラストランは中止となった。最終運行の繰り上げ発表が行われたのは16日の夜。この時間帯にこうした発表が行われることは異例であり、JR北海道としても苦渋の決断だったことがうかがえる。

toyokeizai.net

追記するつもりも若干失っていたのであるが、折角なので書ききってしまおう。
私は昔北海道に住んでいたこともあるのであるが当然のように当時は全く興味がなく、札沼線なんて新琴似駅くらいまでしか乗ったことがなかったように思う。
もう去年のことなのであるが、折角北海道に行ったので、乗ることにしたのである。
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この際なのだが、北海道ってことそのものを何一つ書いてなかったように思う。まあいいか。

まず、朝6時に起きていそいそと札幌駅に向かうのである。何故か。
理由はとっても簡単である。
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6:58札幌発のこの普通列車に乗らないと、そもそも終点までいけないのである。
なんせ終点までは1日1本なので乗り過ごしとかそもそも厳禁なのである。
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それはそれとして、たまたま止まっていた特急列車であるが、穴が空いていて本当にボロボロであった。
JR北海道の苦境を見た思いであるが、今はもっと辛いんだろうなあ。本当に大丈夫なのだろうか…。
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気を取り直して乗車する。北海道らしい車窓が続くが、この辺はまだ良いのである。問題はこの後の、7:45石狩当別駅発の終点行き1両編成の汽車に乗ってからである。
というか、今確認してみてこの部分の写真がないことに気づいたが、乗り換え時間がなくて相当焦っていたのであろう。
1両編成なのであるにも関わらず、既に満員である。もう一つ前の汽車で乗ったのかな。

ここまでで、もしかしたら気づいたかもしれないが、北海道では電車ではなく汽車と呼ぶ。これはそもそも電車が札幌近郊だけしかないからである。なので、道民は全員汽車と呼ぶのである。
もし、電車と言っている人がいたら、それは道民ではなく偽物である。吊し上げろ!

さて、1両編成の汽車に乗って終点までいかなければならない。これは義務である。
続く。

Babymetalを観に行った。

コロナのせいで、全然ライブとか見れないなあ。退屈。
ようやっと以前のライブ評を公開する気になったので、順次公開していくかな。
どうでもいいが、最近markdownかAsciidocばかり書いていたので、はてな記法に慣れてない。

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We Are BABYMETAL!
のベビメタである。観るのは初めて。
https://www.instagram.com/p/B8Vw3KQnU_Z/
物販
場内は撮影禁止だったので、っていうのは本当はそれほど関係ないが、いろいろな人の目を気にして、こんな画像しかないのである。

会場は幕張メッセ。なんでチケット取れたのか今でも謎である。
最初に驚いたのは、スクリーンの大きさ。
こんなにスクリーンが大きなライブ初めてみた。メッセの横全体使ったスクリーンなんてなかなかないと思う。

このおかげで後ろの方でも全然見える...と思いきや、「ギミチョコ」あたりでとても怪しくなる。
つーかモッシュかよ。
後ろの方のスタンディングだったせいで、全然油断してたんだが、邪魔でしょうがない。
まあスカスカにはなったので見やすいは見やすいんだけど、なんかサークル広げてくるしなあ。
アリーナの前の方でやれよ、とか当時は思っていたけど、よくよく考えたら、歌舞伎なら大向こうだし、野球なら外野スタンドだし、こう言ったのは後ろの方でやるべきなのかもしれない、と今では思う。
そういうわけで途中からこんなイメージしかないのだけど、最後の最後の「Road of Resistance」でアベンジャーズ含めて5人全員登場だったのに、なんだかその場面をあんまり記憶できていないなあ、というのがちょっと悲しい。

この時のライブはもうWOWOWでの放送は終わったけど、私がみてない2日目のやつはこれからだね。みようかな。

20カ所に及ぶ全米ツアーを経て開催された11月のさいたまスーパーアリーナ大阪城ホールでの凱旋公演に続き、追加公演として開催されるのが、今年1月25日、26日、幕張メッセ国際展示場で行なわれる今回の公演だ。
すでに“光と闇”というキーワードや“太陽と月”のモチーフなどを提示しているように、2日間それぞれ異なるセットリストで行なわれる貴重な公演の模様を、DAY-1は4月、DAY-2は5月と、2カ月連続でお届け。BABYMETALの新たな伝説を、WOWOWで目撃してほしい。

https://www.wowow.co.jp/detail/117305

おまけ

書くの忘れてた!ので追記
https://www.instagram.com/p/B4IDtHNncn8/
Takashi Satou on Instagram: “babymetal仕様”
栄光富士の純米大吟醸
どこからどう見てもBabymetalのオマージュ?リスペクト?なんじゃないかと思うが、公式にもそんなことはどこにも書いてないなあ。まあ仮にそうだったとしても書くとややこしくなるしな。
www.facebook.com
http://www.e-sakenom.com/POP_2019/pop_jd_fox_2019_1.png

Ogre You Assholeを観に行った。

いつもの年末ライブである。
https://www.instagram.com/p/B6VzFFEnB8O/
朝 AshRa ver.
書くことはもはや何もない。何もないが、このLiquidは気合が入っている感じがする。やはり。

そういやロープってやらなかったっけ?と思ったら本当にやってなかった。
とりあえず、音を聴かないと全然伝わらない気がする。何を書いてもあまり意味がない。

OGRE YOU ASSHOLE『朝 | morning after morning』Live at WWW X
Studio版と比較して、Live版の良さを知るべきだ。ただ今これを聴きながら書いているのだけど、長尺ということもあって家で聴いてもなんかいまいちな気がするなあ。外でヘッドホンで聴くならいいかも。

最後に。
Live終了後、アンコールの拍手がある中、急にSEとしてこの曲が流れ出した。
www.youtube.com
なんだか不思議な雰囲気だなあと思いつつ待っていると、急にアンコールはなしです。というアナウンスが流れ追い出された。
普通、アンコールなしの時は、最初からそう宣言するよなあ、とか思いながらなんだか不思議な気分であった。

ナウシカ歌舞伎を観に行った

ナウシカである。まさかの歌舞伎である。
ずっと気になってたので、どうにかして予約しました。
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歌舞伎公演は大体そうなのだが、昼の部と夜の部がある。ただ、このナウシカは通し狂言と言って、一日丸々同じ演目を最初から最後まで演じる。
これは今ではとても珍しく、通し狂言と言っても、普通は昼の部のみとか大体半日くらいなのだが、これはそうじゃない。
歌舞伎で有名な演目は江戸〜明治くらいに作られたもので、元々の演目はこのナウシカと同じように、一日丸々だったりするのだがそんなのを観たことは私もほとんどない。
これには理由があって、まあ要するに現代人にはあまりに長すぎて、観てる方もうんざりしちゃうのと、何度もやってるとみんな話の筋なんて見なくてもわかってしまう、というわけで冗長な数幕を削ってしまうのである。それが更に進んで、例えば歌舞伎座とかでは、長ーい演目の有名な一幕だけ細切れにして三幕くらいの実施、というのが割とメジャーである。
話の筋はどうでもいいというか、色々と割り切った公演方式である。現代劇では考えにくいね。ストーリーもわからない演劇って何?って話になるし。
とはいえ、もはや現代では歌舞伎の前提条件が全然わからないわけで、ガイドがないと何が何やらという人が大半であろう。だから敷居が高いって話になるんだろうね。曽我物と言われても普通わからないでしょ、とは私も思うけど、これを知らないとお芝居の内容が全くわからなくなったりするのである。
また、現代の公演形式でも長いってのはあるかもしれない。集中力的に映画の2時間くらいが限界なんじゃなかろうか。
www.ntj.jac.go.jp
国立劇場だと伝統芸能振興が目的なので、通し狂言を頻繁に上演しているが、それでも半日とかそんなんだね。
因みに国立劇場は比較的やすくてオススメなのだが、演目とか出演者が初心者向けとはとてもいえないよなあ。
まあしょうがないかもだが。
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で、やっと本題。
ナウシカ公演はこのように11時開演20時半閉演と、幕間はあるにしても本当に長丁場で私の集中力がとても持たない。
なので、比較的映画で知っているはずの昼の部を観に行った。
本当は昼の部が良かったら、夜の部を観ようと思っていたのだが、そんな私の浅はかな思いを見破ったかのように当然のことながら12月に入る頃には全て完売である。
公演そのものは当然のように写真撮影禁止なので、どこかのニュースを引用しようかと思ったが…、それも面白くないので、個人的に思った話を。
https://www.instagram.com/p/B6GTCQpnGif/
ナウシカ
まず、セットが豪華である。
いや、この1回で終わらないでしょこれと思ったくらいに豪華である。この幕も専用に作ったそうだ。一体どんだけ金かけたんだ。
また王蟲巨神兵などの舞台装置は誰がどう考えても他の演目に転用が利かない品である。
そんなものをこの1ヶ月のためだけに作ったのである。
それだけで凄いと思った。

またオープニングは透明の幕にタイトルバックが写っていて、アニメ映画を凄く意識しているなと思った。
ただ、その後は、見栄の箇所を切り取って上演という、とても歌舞伎らしいスタイルである。カッコ良ければ後はなんでもいいのである。歌舞伎ってそんなもの、なので、そんなに気構えなくてもいいかなあ、とも思うのだが、世話物とかだとそうもいかないので、ふらっと見るものでもないのかも、第一高いし。
残念だったのは菊之助が怪我をしたせいで、私の観たときは一部の演出が変更になっていたことである。特に宙乗りは観たかったなあ。
大体の台詞は、当然のように現代語で、時々見栄を切るときだけ時代がかるというなんだか不思議な感覚である。
というわけで、普段の歌舞伎では必須のイヤホンガイドもなんだか必要がないというか、特出すべきは歌舞伎ならではの演出の説明くらいで、ナウシカの説明されてもな、という感じではあった。なくても大丈夫だったかもしれない。

後気になったこととしては、大向こうから声がかからない。精々拍手くらいである。これは新作なので、どこで合いの手を入れればいいのかわからないから、だろうと思われるが、そもそも人気が高すぎて安い席でもチケットが取れないという問題もあったかもしれない。
www.kabuki-bito.jp
こういうディレイビューイングもあるらしいが、夜の部観るかなあ。なんか観ない気もするな。家では絶対見ないので、映画館の方がまだ観る気はするけれど。
そういえば、昼の部は大体原作の4巻あたりまでなので、1巻というか映画のハイライトである、王蟲の子供を救う話は途中に出てくるのだが、あの曲が、歌舞伎の節回しで演奏されると、ちょっと笑っちゃうよね。あれはなかなか聴けないよ。

Aimerを観に行った

といってもな、思い入れないんだよな。前も観にいったけど。
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今読み返してもなんだか微妙な感想だ。
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で、今回は、というと、何故か仙台で観たのであるが、Aimerが曲が終わるたびにクルクル回ってたのが一番印象的だった。
なんか頻繁にクルクル回るんだよ。
結構可愛いよね(笑)

あんまりライブそのものの感想を言い出すと、ファンの人に激怒されそうなので辞めとくけど、本編が終わって、アンコール待ちの状態でなんか最前列あたりからなんか歌が聞こえるんですわ。
なんで、歌うたってるんだろう?誰が歌ってるのかわからないし、意味わからないし、と最初凄く微妙な気分だったんだけど、段々その歌の輪が広がっていて、あれなんか聞いたことある、と思ったらこれだった。

八木山ベニーランド CM
ヤンヤンヤヤー 八木山のベニーランドででっかい夢が はずむよ はねるよ ころがるよ」をひたすらエンドレスで歌っているのである。
客が。

といってもなんだかわからないだろうが、宮城県民(だったことがある人含む)であれば全員知っているといっても過言ではない狭い世界で超有名なCM曲で、ベニーランドというのは多分遊園地なのだが、というかなんで多分ってつけるかというと、軽く思い出しても30年は行ってないから今どうなのか全くわからないだけなのだが、とにかくそういう遊園地のCMである。
宮城県民なら知ってる、他はまず知らない、というローカルCMにありがちな曲なのだが、これに至るまでの何かしら伏線が以前のライブのMCにあったらしく、アリーナ中心にみんな歌っているのである。危うく噴き出しそうになった、というか噴き出した。
これに大受けしたAimerがアンコールに出てきたときにこの曲を歌ったのがこの日のハイライト。

ってなんか間違っている気もしなくもないが、そういう人もいていいと思う。

人を駄目にするお酒

https://www.instagram.com/p/B5X9KySHIa9/
人を駄目にする飲み物
ホッピーでお馴染みキンミヤ焼酎である。
と言ってもホッピーは東京下町以外では全くお馴染みではない。
調布に工場があるらしいが、一般公開はされておらず、あまり知られていないのが実際のところであろう。
ってホッピーの話をしたいわけではなかった。
www.miyanoyuki.co.jp
シャリキンである。
キンミヤハイボールの定番は凍ったグラスにこれまた凍ったキンミヤ焼酎を入れて、それに対して炭酸水を入れるのが定石だが、家でも同じことができるのである。勿論、氷は入れないので、全く薄まらない。
素敵なのであるが、一日一杯くらいで十分だろう。
なんせ飲みやすいので、バンバン飲めてしまうのだが、飲みすぎになるまで気づかないパターンである。これはよろしくない。

因みに私はこれをアンテナショップで手に入れたが、ネットでも販売しているようなので、好きなだけ買うことができる。
怖いから買わないけど。