奥多摩眺望

奥多摩って行かないよねなかなか。

奥多摩町によりますと、外出の自粛要請が出されてから町内のキャンプ場や都が運営する観光施設などは閉鎖していますが、週末を中心に奥多摩湖や渓谷などに多くの人が訪れているということです。

特に今月19日の日曜日は奥多摩湖周辺の駐車場が東京23区や埼玉県などからの車やバイクで満車となり、なかには路上駐車をする車もありました。町によりますと公共トイレやコンビニは混雑し、道路の渋滞によって路線バスの運行にも影響が出たということです。

www3.nhk.or.jp
普段はみんなそんなに行かないんだけどねえ。
昨年奥多摩に行ったのであり、その記録である。
実はこれ5月に途中まで書いていたので完全に時期外れであった。
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このお座敷列車奥多摩まで行ったのであった。実は以前も出ているがこれで、まあレアっちゃレアな車両。
fake-jizo.hatenablog.com
「私がもう一度乗る気はあまりない」と言いつつもう一度乗っているわけである。ただこれ川崎から奥多摩に抜ける珍しいルートを通るんだよね。南武線から普通は使わない待避線を利用して青梅線に行くという。まあなのでいっか。
というかこれそろそろ引退なんだよな...。
trafficnews.jp
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さて奥多摩駅

地図と鉄道省文書で読む私鉄の歩み: 関東(2)京王・西武・東武

地図と鉄道省文書で読む私鉄の歩み: 関東(2)京王・西武・東武

  • 作者:今尾 恵介
  • 発売日: 2015/01/22
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
今になって以前読んだこの本を思い出しているのであった。

西武鉄道拝島線国鉄青梅線に乗り入れさせる計画を検討していました。終点の氷川駅から延びる水根貨物線と連絡させ、奥多摩湖周辺を観光地として開発する構想だったのです」

style.nikkei.com
と言いつつ、この話は本文章にはほとんど出てこない。理由は行った時はきれいに忘れてたから、というのもあるし、廃線探しはなんとなくねえ。
そういう話は置いといて、奥多摩駅に着くと、何故か岩魚の丸焼きが提供されている。
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今年はやってなかったんだろうなあ、とかなんとか思いつつ。この時はやっていた。おいしい。
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さて、駅から風情のある小道を下っていく。
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そして見えるのは渓流である。
ここは多摩川の源流近くであり、ここまで来るともう多摩川って感じでもないが。
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吊り橋もあり、それなりに楽しい。流石にサンダルだとキツイが。
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で、しばらく散策した後同じルートを歩いて帰るとなんかこんな看板が。

VERTEREは東京の西端、奥多摩にある小さな醸造所です。
都心から電車で1時間30分、決してアクセスのよい所とは言えません。
それでも奥多摩には緑があり、気持ちのいい空気があり、綺麗な水があります。
都心のスピード感に流されることなく、自分たちのペースでビールを作るために奥多摩を拠点にしました。

verterebrew.com
奥多摩クラフトビールの蒸留所があるなんて知らなかった。当然のようにビールを飲む。
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お日様の下で昼間から飲むビールは最高においしいのである。
VERTEREのお土産を買いつつ、いつものように澤乃井園によって帰る。

…と思ったら澤乃井園の話ってまだ書いてなかったような気がした。今日は書く気がなくなったのでまたいつか。

おうちで飲むハイボール

fake-jizo.hatenablog.com
以前もキンミヤハイボールの話を書いた。
しかし、このご時世、おうちで飲むのが普通というか、そんな日々が暫く続いたのである。
それでわかったことは

というわけで、結局は角をウィルキンソンの炭酸水で割るのが一番良いという至極普通の結論に落ち着いた。

サントリー ウイスキー 角瓶 [日本 1920ml ]

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  • 発売日: 2016/04/05
  • メディア: 食品&飲料
角は2リットルというお得用ボトルである。
家でしか飲まなかった時期は700mlだとあっという間になくなって買いに行くのがめんどくさいからである。とは言っても4リットルだと大きすぎて今度は注ぐのに失敗するのである。というわけでこのくらいが丁度いいという結論に至った。
また、ウィスキーは角で良いというかこのくらいの雑味があるウィスキーの方がいい。たまたま貰ったこの碧や松井のようなそこそこのお値段のウィスキーでハイボールを作ってみたのだが、どうも軽すぎて、ウィスキーらしさがない。
かと言って山崎や白州ではハイボールにするにはちょっと勿体なさすぎる、というわけである。ウィルキンソンはデフォルトで強炭酸なのが良いところである。

明治22年

ジョン・クリフォード・ウィルキンソン氏、兵庫県宝塚で炭酸鉱泉を発見。
鉱泉水をロンドンの試験場に送って分析したところ、世界的にみても食卓用として優良な鉱泉であることが分かり、この鉱泉の瓶詰めを企画。

明治23年

資材、設備一切を英国より取り寄せ、鉱泉の瓶詰を生産開始。
「仁王印ウォーター」として発売。(個人事業として開始)
「胃腸を仁王の如く強くする」というコンセプトから、仁王像マークが使用されたと言われています。
仁王像の顔のモデルは、ウィルキンソン氏本人であったそうです。

www.asahiinryo.co.jp
そもそもウィルキンソンは日本の会社だということを知らなかったが…、意外とこういうの知らないよな。外資だとばかり思ってた。
まあ外資といえば外資なのか?
さてウィルキンソンといえば、フレーバー入りの炭酸水をよく使う。このレモンを使って、レモンサワーっぽくするのも良いのであるが、同じ味ばかり飲んでいると飽きてしまう。*1

そういう場合は、気分を変えてライムというのもありだと思う。ただライムを利用する場合は、ライムの癖が強いので、角じゃないもっと綺麗なウィスキー、例えばグレーンウィスキーの知多や手に入りやすいシーバスリーガルなどの方が良いかも。若しくはそれこそキンミヤとかでも良いと思う。
あ、炭酸水は500mlのペットボトル以外はあり得ない。飲み終えるのに何日もかかって炭酸が抜けてしまっては意味がないのである。

余談

二日酔いの次の日の朝に飲んで一番うまかったウィルキンソンの炭酸水はライムだった(笑)。

*1:そこでもう飲まなければ良いんじゃないかというのはご尤も。

エスタブリッシュメントの極致

暫くの間、過去に出かけたけど書いてなかった旅行記とかそんなのをいくつか書こうと思う。

というわけで、今回は迎賓館見学記である。
全然旅行記ではない、が、こういうのを行く人はそんなにネットを見ている人ではいなさそうなので良いかなあ、と思うのである。
東京なんだけどね。
www.geihinkan.go.jp
当然のように、現時点では参観不可なのであるが、きっとそのうち見れるようになるであろう。わたしは当然のように有料見学を見に行ったのである。
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中央線の四谷駅で降り、ほぼ一直線のルートで正門である。いや威圧感が凄い。
なんか今にも厳かに門が開いて騎馬車のパレードが始まりそうな感じである。
で、実はここは出口で、横の一般入り口から入って受付を済ませるのであるが、事前予約済みなのですんなり入れる。
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さて、場内に入り、最初は噴水である。よく見ると意匠が凝っていて、いちいち何かある。ガーゴイルじゃなかったドラゴンとか亀とか。こういうちゃんとした噴水を見る機会は実はなかなかなく、これだけでも凄いなーと素で思う。
国家権力が本気になって作ったものはやはりお金がかかっており、こうしたものを見れる機会もそんなにないので、なんかゲームの背景っぽくも感じてしまう。むしろ逆だよ、とは自分でも思うのだが。こう言ったものをパクって、いや参考にして、様々なデザインが作られたんだろうなあ、と思うと少し感動する。感動の仕方が少し変ではあるが。
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私は有料予約を事前にしていたので、ガイド付きの和風別館を見に行く。
中は撮影禁止なので、画像はないのだが、安倍とトランプの会談の写真とかがいくつも展示されていた。
www.afpbb.com
って今このニュース画像を見ると、どう見ても鯉に餌をあげるというよりも、ゴミを捨てているようにしか見えないのであるが、ここである。
www.geihinkan.go.jp
中は寿司を出すところや、茶室なんかもあり、なんか海外の人が日本をイメージする場所ってのはこんな感じなんだろうなあ、と思った。まあ迎賓館なのでそれは間違っているわけではなく至って当然なのだが、でもとはいえ、芸者が出てくる感じとはちょっと違うかも。基本的に昼間利用する場所であるからかもしれないけど。
あ、盆栽がとても立派なので、これは一度見た方がいいと思う。写真撮ったつもりだったけど、何故か残ってなかった。残念。
こういうのが文化にお金をかけるってことなんだと思う。
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次に本館である。
まあここも撮影不可なので、館内の画像はないのだけど。
www.geihinkan.go.jp
国家の威信をかけて作ったものなので、どれもこれも立派なのであるが、見学コースの最後にあるこの羽衣の間はオーケストラピットもあり、ああ映画や漫画で見る舞踏会というのはこういうところで開かれるのかととても参考になった。いやなんの参考になったのかわからないけど。
とはいえ、オーケストラピットは実は使われたことがないらしく、まあ迎賓館ならオーケストラが入れないとダメだろうという誰かしかの意向によって作られたものなのであろう、とはいえ、華麗としか言いようがないのと、よく見ると、様々なところに和風の様式が入っているのである。この羽衣の間だと、柱に琵琶の彫刻が入っていたりね。間違い探しみたいにそう言った箇所を探していたが、なんか楽しみ方が若干変だな、と自分でも思う。
美は細部に宿るの名言通り、とっても細かい部分でも随所に凝った箇所があり、お金を払った甲斐があったとは思った。
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こんなのはなかなか見れないでしょう。
こういうのを維持するのもこれはこれで文化なのであって、こういうのに関わっている人は声を上げることはまずないだろうけど、文化と一言で言うけど、とても幅広いので、単純に演劇やライブハウスを維持するとかそう言った話にはあまり与したくないのであるが、っていうとなんかあれだな。
news.yahoo.co.jp
平田オリザの批判しているようで自分でもいまいちだと思うが、こういう余剰ともいえるモノは残す意味はあるよね、とは思う。実際にはモノだけではダメで、ヒトも必要であるが。サブカルチャーが存在し得るのはメインカルチャーがあるからであって、サブカルチャーだけ残しても、それはどうかな。
伝統工芸も文化だよ。
高度成長時代以降の文化人は若干そこを軽視しているような気がしていて、それは気に入らない。

Ringo Deathstarrを観に行った。

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この吉祥寺のライブハウス、Deepersを観た時と同じ箱である。シューゲイザーといえばここ、とかあるのかね。海外の人が知っているとも思いにくいのだが。
fake-jizo.hatenablog.com
でもまあたまたまだな。以前のライブスケジュールを見る限り、そんなことはないように思う。
吉祥寺CLUB SEATA|東京 吉祥寺のライブハウス
というか、このスケジュール見ると、開催中止になっているのは3月からだよな。つまり2ヶ月前だ。
大阪京橋ライブハウス Arc
この大阪のライブハウスで感染が明らかになったのは2/29でそこから一気に自粛ムードに倒れたんだな。
うーーーーん。

それはさておき。
最初はRayである。
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つーかここ、ステージが低いのと、天井の梁が邪魔なんだよね。なので、背の低い子が歌うと全然見えなくなる、という。
Rayといえばドッツトーキョーの継続アイドル?って言い方は良くないか、RayはRayですね。なんせ時間が経っているので、正直全く覚えてないのと、そもそも最初からじゃなくて途中からだったので碌に観れていない状態のため、5/11のワンマンライブを観てからなんか書こうかなあ。と思ってたんだよね。


でもまーやっぱり無理だった。
ライブハウスは本当に厳しそうだなあ…。

次はMaizon Book Girlである。
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なんかフラメンコの拍子の曲とか変な曲がいっぱいあったなあ。
こういうのが楽曲派と言われる感じなの?
でもやっぱりどうにも半身から上が見えなくて、微妙に消化不良なんだよね、ダンスがいまいち見えないし。

最後にRingoDeathstarr

画像がベースの人しかない!
しかも曲全然覚えてない!
アメリカの兄ちゃんって感じがして好感を持った記憶くらいしかない。なんじゃそりゃ。

一つだけ思い出したのは、MBVみたいに音の暴力的な感じまで徹底しないとシューゲイザーはギターロックになっちゃうんだよな。
あの独特な浮遊感があまり感じられなかったのが残念。
ただ、MBV以外に浮遊感まで出るシューゲイザーはあんまり聞いたことないけど。

やっぱり4ヶ月前のライブ評は無茶だな。
もっと早く書くべきであった。

北の果ての旅(その3)

fake-jizo.hatenablog.com

新十津川駅にぽんと放り出され、当然そのまま来た列車に折り返し乗って帰るという選択肢もあるにはあったのだが、それも芸がない。
というわけで滝川駅まで移動することにする。
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当然バスである。似たようなことを考えている人がちらほら見かける。
歩いてもいけないこともないようなのだが、なんせ北海道でスケールがでかいので、地図上ほんのちょっとの距離が平気で10kmくらいありそうで、少しビビっていたのが本当のところであった。
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というわけで新十津川駅近くのバス停まで移動するが、バス停の時刻表を確認すると、2時間に1本というペースになっている。
これなら公共交通機関としてギリギリ許容範囲だなあ。
もし新十津川の人が札幌に行こうとしたら、きっとバスで滝川まで行ってそこから、というルートなのだろう、まあ普通に自家用車な気もするが。
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バス停の近くのスーパーに時間潰しのために入ってみると、見たことない魚ってのもあるのだが、とにかく安い。生鮮食品は東京の半額以下な気がする。
昔北海道に住んでいた頃はそんなに物価が安いイメージはなかったけど、あの頃は東京と比較したわけじゃないし、魚は捌くのがめんどくさすぎて殆ど買わなかったからなあ。
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バスの車窓から見えた金滴酒造である。気がつくのが完全に遅れたので酒造見学は行かなかった。やってたのかどうかすら知らないが。
www.kinteki.co.jp
雰囲気売店はあったかな?って感じか。
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さて、滝川駅である。
北海道の大きな、わかりやすく言うと特急が停車するような駅のほとんどはそうなのだが、駅は立派なのだが、周りに本当に何もない。
地方では中心部の空洞化が進んでいるとよく言われるが、それどころじゃない。ほとんど廃墟である。
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滝川駅の駅前にはスマイルビルという名の元百貨店のようなビルがあり、どうやら元西友っぽいのだが、それも中はこんな感じである。
中のテナントにあった古本屋なのか雑貨屋なのか新刊書店なのかも曖昧な店が気にはなったが、とても何かを買う気は起きなかったなあ。
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そんな中で、朝ごはんをかねて買ったシュークリーム。スマイルビル内にあった店なのは間違い無いのだが、どの店なのか全く覚えていない…。
とても素朴な味であった。町の洋菓子屋さんって感じ。昭和の。

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まあ札幌行きはほぼほぼ特急のみなんだけど、この際には普通列車に乗った。でも函館本線普通列車ってとっても早いので、特急とそんなに遜色ないんだよな。
例えば、中央線の高尾までのあずさと比べたら…、って比べる方向が間違っているかもしれないが。
www.jrhokkaido.co.jp
なんで特急を使わなかったかというとこの切符を使ったからである。
使いたくても使えなかった、というのが正しい。
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JR北海道の特急かっこいいんだけどねえ。
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で、この列車は岩見沢駅で終点なので、そこで乗り換えなのであるが、ここも滝川と一緒である。というか岩見沢ってこんなに閑散としてたかなあ。まあ郊外はそうでもないのだろうけど。本当アメリカと一緒だよねえ。
これ駅前の画像なんだけど、ほとんど歩いている人がいない。これは散歩しても意味ないなあ、と思って早々にやめ。
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駅舎はものすごく立派なんだけどね。駅舎だけ立派でもなあ。
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そうこうしているうちに、札幌に戻ってくる。

      • -

白石である。
白石といえば、ホワイトストーンズである。
急に2020年現在の話になるが、あまりにテレビが再放送ばかりになってしまったので、遂にAmazon Primeに加入したのであるが、一番見ているのが、実はこの番組である。
Amazon CAPTCHA
やばい。
本当にやばい。
素面ではとても見れないが、酔ってみるこの番組は最高である。
どうでしょうはまだリアルタイムで見てたんだが、このドラバラ鈴井の巣はもう北海道にいなかったこともあって、今まで見ていなかったのである。が、この「マッスルボディは傷つかない」とか普通ではありえないくらいの怪作である。今まで見ていなかったことを後悔するレベル。
とは言ってもDVDで買うまではなあ。とは今でも思うので、配信時代になって遂に見れたのである。

若い頃の安田さんも最高であるが、なんだかわからないマイケルジャクソンの真似をする大泉洋で思わず吹き出した。
本当は安田さんの方がひどいのであるが、この時期の安田さんはどれをとっても大体ひどいので、あまり気にならないのである、と言っても、やっぱり随所で吹き出すことには変わりはなく、みんな一度は見て欲しい。
そもそもキャプチャだけで爆笑できるってそんな番組はなかなかないと思う。

この番組のコンセプト自体も凄いなあ、とは思うのだけど、ともあれ、若い頃のTEAM NACSを見れる番組もなかなかないので、見ておくと良いと思う。
で、途中から全然違う話になったが、これでおしまい。

      • -

あ。
すっかり言い忘れてた。
また札幌の話になるが、この時点で戻ってきて、実はまだ12時前なので昼ごはんを食べたのだが、札幌といえばスープカレーというわけでこの日はスープカレーを食べた。
tabelog.com

むかーしよく行っていたこの店に何年ぶりかに行ってみたのである。
何年かというか10年以上ぶりではあるとは思うのだが。
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昔と場所も変わったし、昔の味を全く覚えていなかったけど、美味しかったなあ。
この際にはマスターとは話せなかったので、また行きたいけど次は一体いつ行けることやら。というか大丈夫かな。

北の果ての旅(その2)

fake-jizo.hatenablog.com

構想1年、実際書き始めたのはつい先日、といういつものようなこの話であるが、そういや前回普通の人には全く理解できない話であったことを読み返して思った。
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要するに先月実質的に廃線になったJR札沼線の終点まで行きました、とまあそういう話である。
知っている人は知っているが、知らない人はこんなこと知らないし興味ないよな。
さて話を続けると。

北海道医療大学駅より先は本当にローカル線で、終点までは1日1本しか行かないと、前回も言った。
しかし、もう廃線になるのがわかっていたこの時点で、乗車率は100%なのである。せめて2両編成にして欲しいと心底思ったが、しょうがないか。
今年は多分本当に混雑してたと思うので、微妙な廃線な感じになってしまったのはやむをえないだろう。
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北海道らしい、廃車を再利用した駅舎である。しかしこれもボロボロだな。なんかこのまま朽ちていきそうな感じではある。
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因みに、この旅路の際は、時々写真を撮り、時々ポケモンGoをやり、でなんだかんだで結構忙しかったことを覚えている。人も多いし、全然ローカル線の旅行って感じじゃない。なんか自分でも業が深いなあ、と思わなくもなかったが、もう2度と来ないだろうとは思っていたのでしょうがないかな。
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石狩月形で降りる。ここで上り列車の待ち合わせである。
https://www.instagram.com/p/BwOr-xSH38G/
Takashi Satou’s Instagram profile post: “1両編成なのに人多い”
今や残り少ないキハ40形の列車交換である。
なかなか見れないんじゃないかなーこれ。
一見人が一杯のように見えるが、勿論普通の意味での乗客はほぼいない。
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これだとねえ。普段使えって言われても厳しいよね。数人くらいはいた気がするけど。
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さて、終点の新十津川駅である。
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終点標であるが、元々は更に北側まで伸びていたみたいだが、50年前には既に廃線になっていたらしく、面影はあんまり残ってない。
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終点なので写真を撮る人続出である。そう言った風景も撮っておけばよかった、と思ったが、全然残ってないな。
風景写真ばかりだ。
https://www.instagram.com/p/BwLRUb9niqg/
Takashi Satou on Instagram: “もう二度と来ない気がするよ”
これが伝説の1日1本の時刻表である。
というか、こうなる前に廃線にしといても良かったんじゃなかろうか。
もはや公共交通機関の体をなしていないわけであって、一体なんのために残していたのかいまいち謎だ。
まさかロマンってこともないだろうし、単に地元と協議がつかなかっただけかな。
https://www.instagram.com/p/BwOsUyNnHvx/
Instagram post by Takashi Satou • Apr 14, 2019 at 8:39am UTC
終点に着いたはいいが、当然のように周りには何もない。
しかもこの時点では、まだ朝の9時半なのである。
つづく。

北の果ての旅(その1)

本当はこれGW中に公開しようと思っていたが、なんだか時期を逸したものである。
理由は以下の通り。

近年JR北海道では路線の廃止が続き、2014年5月に江差線木古内江差間を廃止したのをはじめ、2016年12月には留萌線留萌―増毛間、2019年には石勝線新夕張―夕張間を廃止した。今年は札沼線北海道医療大学新十津川間の廃止だ。当初はゴールデンウィーク最終日の5月6日限りで廃止する予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、定期列車の廃止日が4月24日、沿線4町の利用者を対象にしたラストランを4月27日に繰り上げると4月15日に発表された。

だが、その翌日、北海道が新型コロナウイルスに関する緊急事態宣言の対象地域となったことに伴い、定期列車の最終運行が4月17日に繰り上がった。住民向けのラストランは中止となった。最終運行の繰り上げ発表が行われたのは16日の夜。この時間帯にこうした発表が行われることは異例であり、JR北海道としても苦渋の決断だったことがうかがえる。

toyokeizai.net

追記するつもりも若干失っていたのであるが、折角なので書ききってしまおう。
私は昔北海道に住んでいたこともあるのであるが当然のように当時は全く興味がなく、札沼線なんて新琴似駅くらいまでしか乗ったことがなかったように思う。
もう去年のことなのであるが、折角北海道に行ったので、乗ることにしたのである。
fake-jizo.hatenablog.com
この際なのだが、北海道ってことそのものを何一つ書いてなかったように思う。まあいいか。

まず、朝6時に起きていそいそと札幌駅に向かうのである。何故か。
理由はとっても簡単である。
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6:58札幌発のこの普通列車に乗らないと、そもそも終点までいけないのである。
なんせ終点までは1日1本なので乗り過ごしとかそもそも厳禁なのである。
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それはそれとして、たまたま止まっていた特急列車であるが、穴が空いていて本当にボロボロであった。
JR北海道の苦境を見た思いであるが、今はもっと辛いんだろうなあ。本当に大丈夫なのだろうか…。
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気を取り直して乗車する。北海道らしい車窓が続くが、この辺はまだ良いのである。問題はこの後の、7:45石狩当別駅発の終点行き1両編成の汽車に乗ってからである。
というか、今確認してみてこの部分の写真がないことに気づいたが、乗り換え時間がなくて相当焦っていたのであろう。
1両編成なのであるにも関わらず、既に満員である。もう一つ前の汽車で乗ったのかな。

ここまでで、もしかしたら気づいたかもしれないが、北海道では電車ではなく汽車と呼ぶ。これはそもそも電車が札幌近郊だけしかないからである。なので、道民は全員汽車と呼ぶのである。
もし、電車と言っている人がいたら、それは道民ではなく偽物である。吊し上げろ!

さて、1両編成の汽車に乗って終点までいかなければならない。これは義務である。
続く。