お座敷列車の限界

https://www.instagram.com/p/BW2eDNrhX4I/

今何月だっていう話だが、今年のGWにこのお座敷列車に乗って銚子にいった。
f:id:fake-jizo:20170915170731j:plain
かつての急行水郷の名残である。といっても乗ったことないけど。
dic.nicovideo.jp
これがまた時間かかるんだ。
f:id:fake-jizo:20170915171334j:plain
8:05発11:20着。
おいおいこの時間あったら、大阪まで普通にいけるぜ。
これに限らず銚子って凄く遠いイメージがある。とっても行きにくい。
さて車内。
https://www.instagram.com/p/BW2eLgyBX30/

アナログテレビ端末を使ったカラオケセット。もちろん動いていない。
f:id:fake-jizo:20170915170246j:plain
座敷席、ってもうちょっと広角の絵がないとわかりにくいな。でもそれは周りの目もあってちゃんと撮れてないので、
hide77.air-nifty.com
この辺から見てもらえれば良いかと思われる。
で、思うんだけど、やっぱりこのての列車ってもう時代遅れだと思う。
なんせ隣が近い。
朝早くからビールを飲みまくるわけにもいかないし、隣はどう見ても中学生だし、そんな皆様とどう考えても仲良くなれる気もしないし、あまり仲良くする気もない。
座敷ってのは構造上、どうしても隣が近くなってしまうわけでパーソナルスペースに土足で立ち入ってなんぼの世界だけど、移動手段として見ると、これほど不都合なことはない。景色を見ようにもいちいち隣の人が気になるようではイマイチだろう。
鉄オタとしても、各列車間を移動しようとしてもいちいち靴を脱いで持ち運びながら移動しなければならないわけで、これは精神的にかなーりめんどくさい。わざわざ靴の着脱と持ち運びを前提とする乗り物ってなんじゃそら、大体トイレに行くにもこうしなきゃならないわけで、面倒くさいと思ってしまうのはしょうがないだろう。特に鉄道にあまり興味のない人から見たら。
やはり、この手の列車は、高度経済成長時から実施されていた、社員旅行のための列車、というのが本質だろう。社員間であれば、パーソナルスペースにお互い入るのも当然、車両貸し切ってカラオケで周りを無視して盛り上がって当然、というバブル直後くらいまではよく見られた文化であれば、ベストフィットすると考えられる。でももう時代には合わないよね。まだななつ星のような豪華クルーズ列車の方が理解できる。基本パーソナルなものだし。
だからもうお座敷列車はあまり新造されないし、そろそろ廃止されてもおかしくないというものになってしまっているのだろう。ノスタルジアにはなりにくいものだしね。会社OBとかを集めて企画すると、完全なノスタルジアに浸れると思うけど、そんな老人介護をやりたいと思う現役社員はいないよな、他に仕事あるだろ普通。
私がもう一度乗る気はあまりないけど、こういった独特な文化って今後なくなっていくと思われるので、体験していない人は一度乗って見てもいいんじゃないかな、とは思う。物凄く居心地悪いけど。