北の果ての旅(その1)

本当はこれGW中に公開しようと思っていたが、なんだか時期を逸したものである。
理由は以下の通り。

近年JR北海道では路線の廃止が続き、2014年5月に江差線木古内江差間を廃止したのをはじめ、2016年12月には留萌線留萌―増毛間、2019年には石勝線新夕張―夕張間を廃止した。今年は札沼線北海道医療大学新十津川間の廃止だ。当初はゴールデンウィーク最終日の5月6日限りで廃止する予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、定期列車の廃止日が4月24日、沿線4町の利用者を対象にしたラストランを4月27日に繰り上げると4月15日に発表された。

だが、その翌日、北海道が新型コロナウイルスに関する緊急事態宣言の対象地域となったことに伴い、定期列車の最終運行が4月17日に繰り上がった。住民向けのラストランは中止となった。最終運行の繰り上げ発表が行われたのは16日の夜。この時間帯にこうした発表が行われることは異例であり、JR北海道としても苦渋の決断だったことがうかがえる。

toyokeizai.net

追記するつもりも若干失っていたのであるが、折角なので書ききってしまおう。
私は昔北海道に住んでいたこともあるのであるが当然のように当時は全く興味がなく、札沼線なんて新琴似駅くらいまでしか乗ったことがなかったように思う。
もう去年のことなのであるが、折角北海道に行ったので、乗ることにしたのである。
fake-jizo.hatenablog.com
この際なのだが、北海道ってことそのものを何一つ書いてなかったように思う。まあいいか。

まず、朝6時に起きていそいそと札幌駅に向かうのである。何故か。
理由はとっても簡単である。
f:id:fake-jizo:20200428232707j:plain
6:58札幌発のこの普通列車に乗らないと、そもそも終点までいけないのである。
なんせ終点までは1日1本なので乗り過ごしとかそもそも厳禁なのである。
f:id:fake-jizo:20200428234817j:plain
それはそれとして、たまたま止まっていた特急列車であるが、穴が空いていて本当にボロボロであった。
JR北海道の苦境を見た思いであるが、今はもっと辛いんだろうなあ。本当に大丈夫なのだろうか…。
f:id:fake-jizo:20200428235457j:plain
気を取り直して乗車する。北海道らしい車窓が続くが、この辺はまだ良いのである。問題はこの後の、7:45石狩当別駅発の終点行き1両編成の汽車に乗ってからである。
というか、今確認してみてこの部分の写真がないことに気づいたが、乗り換え時間がなくて相当焦っていたのであろう。
1両編成なのであるにも関わらず、既に満員である。もう一つ前の汽車で乗ったのかな。

ここまでで、もしかしたら気づいたかもしれないが、北海道では電車ではなく汽車と呼ぶ。これはそもそも電車が札幌近郊だけしかないからである。なので、道民は全員汽車と呼ぶのである。
もし、電車と言っている人がいたら、それは道民ではなく偽物である。吊し上げろ!

さて、1両編成の汽車に乗って終点までいかなければならない。これは義務である。
続く。