北の果ての旅（その２）
構想1年、実際書き始めたのはつい先日、といういつものようなこの話であるが、そういや前回普通の人には全く理解できない話であったことを読み返して思った。
要するに先月実質的に廃線になったJR札沼線の終点まで行きました、とまあそういう話である。
知っている人は知っているが、知らない人はこんなこと知らないし興味ないよな。
さて話を続けると。
北海道医療大学駅より先は本当にローカル線で、終点までは１日１本しか行かないと、前回も言った。
しかし、もう廃線になるのがわかっていたこの時点で、乗車率は100％なのである。せめて２両編成にして欲しいと心底思ったが、しょうがないか。
今年は多分本当に混雑してたと思うので、微妙な廃線な感じになってしまったのはやむをえないだろう。
北海道らしい、廃車を再利用した駅舎である。しかしこれもボロボロだな。なんかこのまま朽ちていきそうな感じではある。
因みに、この旅路の際は、時々写真を撮り、時々ポケモンGoをやり、でなんだかんだで結構忙しかったことを覚えている。人も多いし、全然ローカル線の旅行って感じじゃない。なんか自分でも業が深いなあ、と思わなくもなかったが、もう2度と来ないだろうとは思っていたのでしょうがないかな。
石狩月形で降りる。ここで上り列車の待ち合わせである。
Takashi Satou’s Instagram profile post: “1両編成なのに人多い”
今や残り少ないキハ40形の列車交換である。
なかなか見れないんじゃないかなーこれ。
一見人が一杯のように見えるが、勿論普通の意味での乗客はほぼいない。
これだとねえ。普段使えって言われても厳しいよね。数人くらいはいた気がするけど。
さて、終点の新十津川駅である。
終点標であるが、元々は更に北側まで伸びていたみたいだが、50年前には既に廃線になっていたらしく、面影はあんまり残ってない。
終点なので写真を撮る人続出である。そう言った風景も撮っておけばよかった、と思ったが、全然残ってないな。
風景写真ばかりだ。
Takashi Satou on Instagram: “もう二度と来ない気がするよ”
これが伝説の１日１本の時刻表である。
というか、こうなる前に廃線にしといても良かったんじゃなかろうか。
もはや公共交通機関の体をなしていないわけであって、一体なんのために残していたのかいまいち謎だ。
まさかロマンってこともないだろうし、単に地元と協議がつかなかっただけかな。
Instagram post by Takashi Satou • Apr 14, 2019 at 8:39am UTC
終点に着いたはいいが、当然のように周りには何もない。
しかもこの時点では、まだ朝の9時半なのである。
つづく。
