北の果ての旅(その3)
新十津川駅にぽんと放り出され、当然そのまま来た列車に折り返し乗って帰るという選択肢もあるにはあったのだが、それも芸がない。
というわけで滝川駅まで移動することにする。
当然バスである。似たようなことを考えている人がちらほら見かける。
歩いてもいけないこともないようなのだが、なんせ北海道でスケールがでかいので、地図上ほんのちょっとの距離が平気で10kmくらいありそうで、少しビビっていたのが本当のところであった。
というわけで新十津川駅近くのバス停まで移動するが、バス停の時刻表を確認すると、2時間に1本というペースになっている。
これなら公共交通機関としてギリギリ許容範囲だなあ。
もし新十津川の人が札幌に行こうとしたら、きっとバスで滝川まで行ってそこから、というルートなのだろう、まあ普通に自家用車な気もするが。
バス停の近くのスーパーに時間潰しのために入ってみると、見たことない魚ってのもあるのだが、とにかく安い。生鮮食品は東京の半額以下な気がする。
昔北海道に住んでいた頃はそんなに物価が安いイメージはなかったけど、あの頃は東京と比較したわけじゃないし、魚は捌くのがめんどくさすぎて殆ど買わなかったからなあ。
バスの車窓から見えた金滴酒造である。気がつくのが完全に遅れたので酒造見学は行かなかった。やってたのかどうかすら知らないが。
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雰囲気売店はあったかな?って感じか。
さて、滝川駅である。
北海道の大きな、わかりやすく言うと特急が停車するような駅のほとんどはそうなのだが、駅は立派なのだが、周りに本当に何もない。
地方では中心部の空洞化が進んでいるとよく言われるが、それどころじゃない。ほとんど廃墟である。
滝川駅の駅前にはスマイルビルという名の元百貨店のようなビルがあり、どうやら元西友っぽいのだが、それも中はこんな感じである。
中のテナントにあった古本屋なのか雑貨屋なのか新刊書店なのかも曖昧な店が気にはなったが、とても何かを買う気は起きなかったなあ。
そんな中で、朝ごはんをかねて買ったシュークリーム。スマイルビル内にあった店なのは間違い無いのだが、どの店なのか全く覚えていない…。
とても素朴な味であった。町の洋菓子屋さんって感じ。昭和の。
まあ札幌行きはほぼほぼ特急のみなんだけど、この際には普通列車に乗った。でも函館本線の普通列車ってとっても早いので、特急とそんなに遜色ないんだよな。
例えば、中央線の高尾までのあずさと比べたら…、って比べる方向が間違っているかもしれないが。
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なんで特急を使わなかったかというとこの切符を使ったからである。
使いたくても使えなかった、というのが正しい。
JR北海道の特急かっこいいんだけどねえ。
で、この列車は岩見沢駅で終点なので、そこで乗り換えなのであるが、ここも滝川と一緒である。というか岩見沢ってこんなに閑散としてたかなあ。まあ郊外はそうでもないのだろうけど。本当アメリカと一緒だよねえ。
これ駅前の画像なんだけど、ほとんど歩いている人がいない。これは散歩しても意味ないなあ、と思って早々にやめ。
駅舎はものすごく立派なんだけどね。駅舎だけ立派でもなあ。
そうこうしているうちに、札幌に戻ってくる。
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白石である。
白石といえば、ホワイトストーンズである。
急に2020年現在の話になるが、あまりにテレビが再放送ばかりになってしまったので、遂にAmazon Primeに加入したのであるが、一番見ているのが、実はこの番組である。
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やばい。
本当にやばい。
素面ではとても見れないが、酔ってみるこの番組は最高である。
どうでしょうはまだリアルタイムで見てたんだが、このドラバラ鈴井の巣はもう北海道にいなかったこともあって、今まで見ていなかったのである。が、この「マッスルボディは傷つかない」とか普通ではありえないくらいの怪作である。今まで見ていなかったことを後悔するレベル。
とは言ってもDVDで買うまではなあ。とは今でも思うので、配信時代になって遂に見れたのである。
若い頃の安田さんも最高であるが、なんだかわからないマイケルジャクソンの真似をする大泉洋で思わず吹き出した。
本当は安田さんの方がひどいのであるが、この時期の安田さんはどれをとっても大体ひどいので、あまり気にならないのである、と言っても、やっぱり随所で吹き出すことには変わりはなく、みんな一度は見て欲しい。
そもそもキャプチャだけで爆笑できるってそんな番組はなかなかないと思う。
この番組のコンセプト自体も凄いなあ、とは思うのだけど、ともあれ、若い頃のTEAM NACSを見れる番組もなかなかないので、見ておくと良いと思う。
で、途中から全然違う話になったが、これでおしまい。
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あ。
すっかり言い忘れてた。
また札幌の話になるが、この時点で戻ってきて、実はまだ12時前なので昼ごはんを食べたのだが、札幌といえばスープカレーというわけでこの日はスープカレーを食べた。
tabelog.com
むかーしよく行っていたこの店に何年ぶりかに行ってみたのである。
何年かというか10年以上ぶりではあるとは思うのだが。
昔と場所も変わったし、昔の味を全く覚えていなかったけど、美味しかったなあ。
この際にはマスターとは話せなかったので、また行きたいけど次は一体いつ行けることやら。というか大丈夫かな。