エスタブリッシュメントの極致

暫くの間、過去に出かけたけど書いてなかった旅行記とかそんなのをいくつか書こうと思う。

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というわけで、今回は迎賓館見学記である。
全然旅行記ではない、が、こういうのを行く人はそんなにネットを見ている人ではいなさそうなので良いかなあ、と思うのである。
東京なんだけどね。
www.geihinkan.go.jp
当然のように、現時点では参観不可なのであるが、きっとそのうち見れるようになるであろう。わたしは当然のように有料見学を見に行ったのである。
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中央線の四谷駅で降り、ほぼ一直線のルートで正門である。いや威圧感が凄い。
なんか今にも厳かに門が開いて騎馬車のパレードが始まりそうな感じである。
で、実はここは出口で、横の一般入り口から入って受付を済ませるのであるが、事前予約済みなのですんなり入れる。
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さて、場内に入り、最初は噴水である。よく見ると意匠が凝っていて、いちいち何かある。ガーゴイルじゃなかったドラゴンとか亀とか。こういうちゃんとした噴水を見る機会は実はなかなかなく、これだけでも凄いなーと素で思う。
国家権力が本気になって作ったものはやはりお金がかかっており、こうしたものを見れる機会もそんなにないので、なんかゲームの背景っぽくも感じてしまう。むしろ逆だよ、とは自分でも思うのだが。こう言ったものをパクって、いや参考にして、様々なデザインが作られたんだろうなあ、と思うと少し感動する。感動の仕方が少し変ではあるが。
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私は有料予約を事前にしていたので、ガイド付きの和風別館を見に行く。
中は撮影禁止なので、画像はないのだが、安倍とトランプの会談の写真とかがいくつも展示されていた。
www.afpbb.com
って今このニュース画像を見ると、どう見ても鯉に餌をあげるというよりも、ゴミを捨てているようにしか見えないのであるが、ここである。
www.geihinkan.go.jp
中は寿司を出すところや、茶室なんかもあり、なんか海外の人が日本をイメージする場所ってのはこんな感じなんだろうなあ、と思った。まあ迎賓館なのでそれは間違っているわけではなく至って当然なのだが、でもとはいえ、芸者が出てくる感じとはちょっと違うかも。基本的に昼間利用する場所であるからかもしれないけど。
あ、盆栽がとても立派なので、これは一度見た方がいいと思う。写真撮ったつもりだったけど、何故か残ってなかった。残念。
こういうのが文化にお金をかけるってことなんだと思う。
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次に本館である。
まあここも撮影不可なので、館内の画像はないのだけど。
www.geihinkan.go.jp
国家の威信をかけて作ったものなので、どれもこれも立派なのであるが、見学コースの最後にあるこの羽衣の間はオーケストラピットもあり、ああ映画や漫画で見る舞踏会というのはこういうところで開かれるのかととても参考になった。いやなんの参考になったのかわからないけど。
とはいえ、オーケストラピットは実は使われたことがないらしく、まあ迎賓館ならオーケストラが入れないとダメだろうという誰かしかの意向によって作られたものなのであろう、とはいえ、華麗としか言いようがないのと、よく見ると、様々なところに和風の様式が入っているのである。この羽衣の間だと、柱に琵琶の彫刻が入っていたりね。間違い探しみたいにそう言った箇所を探していたが、なんか楽しみ方が若干変だな、と自分でも思う。
美は細部に宿るの名言通り、とっても細かい部分でも随所に凝った箇所があり、お金を払った甲斐があったとは思った。
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こんなのはなかなか見れないでしょう。
こういうのを維持するのもこれはこれで文化なのであって、こういうのに関わっている人は声を上げることはまずないだろうけど、文化と一言で言うけど、とても幅広いので、単純に演劇やライブハウスを維持するとかそう言った話にはあまり与したくないのであるが、っていうとなんかあれだな。
news.yahoo.co.jp
平田オリザの批判しているようで自分でもいまいちだと思うが、こういう余剰ともいえるモノは残す意味はあるよね、とは思う。実際にはモノだけではダメで、ヒトも必要であるが。サブカルチャーが存在し得るのはメインカルチャーがあるからであって、サブカルチャーだけ残しても、それはどうかな。
伝統工芸も文化だよ。
高度成長時代以降の文化人は若干そこを軽視しているような気がしていて、それは気に入らない。