「テレビの黄金時代」を読んだ。

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こんな時代もありました
といっても、網羅的な内容というのは程遠く、内容は井原高忠とクレージーがメイン。ま、小林信彦だからしょうがないといえばしょうがない。例えば、谷啓が話すシティスリッカーズの話とかはWebには殆どないので、もうこういう古書じゃないと読めないだろうが、そんなことに興味ある人はいないか。
そもそも小林信彦のこの手の評論本はもう新刊ではほぼほぼ入手不可能だろう。

日本の喜劇人 (新潮文庫)

日本の喜劇人 (新潮文庫)

ずっと「日本の喜劇人」という本が気になっているのだが、どうやら新刊書店にはないと言い切って良さそうだ。品切れなのだろう。じゃあ古本屋で、といっても、実際どこにあるのかわからんしなあ。だったらamazonでポチっとなすればいいんだろうけど、なんで東京にいるのにamazonに頼るのかkindle本はともかくそれはおかしいだろと思って買ってない。
この手のものはもう著者が亡くならない限り出ないんじゃないか、と若干不謹慎なことも思うのだが、多分事実だろうな。

たまたま、小林信彦を例に出したが、芸能評論というジャンルは芸能そのものが時代とともに忘れ去られていく宿命もあって、更にそれを評論なんていう浮き草染みた商売なのでどうしても後世まで伝えられていないものが多い。例えば、正岡容安藤鶴夫辺りの著書を手に入れようとしても新刊ではかなり難しいだろう。まあ誰それ?みたいな人が大半だとは思うが。最後の希望は青空文庫だがこれもどうかなー。
作家別作品リスト:正岡 容
これを見る限り、期待できそうにないよね。モチベーションあがりにくいもんな。芸能評論なんて。

じゃあ最近この辺に興味のある私は何なんだ、って気もするが、単に年を取ったということで一つ。