Tortoiseを観た

大分前の話だな(笑)。
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tortoise
2nd辺りから聴き始め、4thの「Standards」までは聴いてたんだけど、そこから先は全くわからず、とまあそんな状態のバンド。シカゴ音響派が好きなこともありましたねそういやでももう20年くらい前なんですね、と若干年を感じる。
開演時間より少し遅れて始まる。
もうどんなバンドだったかすら忘れているのだけど、おっさん(というかおじいさんっぽいのもいたな。)5人がだらだらと集まり始め、スタート。そこで黄色い歓声が上がって非常に驚く。え?こんなバンドでなんで?とか思いつつ皆様なんか盛り上がっている模様。
日本中のTortoiseファンが渋谷on airに集まっているからだろうか。なんかどう考えても盛り上がらそうな音楽なのに、観客席側はそうでもない。不思議な感じである。恐らくは新作からの曲がメインなので、私はよくわからんのだが、曲ごとに演奏者が変わるのな。いくらマルチミュージシャンの集まりといっても曲ごとにパートが変わるのは、ライブで観たのはチャットモンチー以来である。勿論チャットモンチーとは全く似ていない。
曲を聴いててやっぱり思い出すのは、プログレクラウトロックであり、一見フュージョンっぽいんだけどそうではなくロックベースだと強く感じた。これはなんでなのかなあ。多分ギターのトーンがクリーンじゃないからなのだけど。ただ、シカゴアンダーグラウンドデュオもここのメンバーだったはずであり、ジャズ色も強いはずなのだが。
最初終わった時に1時間くらいだったので、あーこれは90分くらいで終わりかな、割と早いなー、と思っていたら、アンコールは2回行い、きっちり2時間ちゃんと演奏する。やっぱりこの辺はプロなのね。まあみんないい年だしなあ。でも、メンバーの中ではジョン・マッケンタイアが一番ぶっきらぼうで、すぐいなくなるし、殆ど挨拶もしない。
全体的には久々に観たインストバンドなので、凄く良かったというわけではないけれど、安定していた感があった。キャリア20年以上だから当然といえば当然か。
実は次の日、あら恋を観ようかどうか迷ったのだが、さすがに2日連続してインストライブというのは精神的に辛く、諦めた。

閑話休題

昔一番好きだった曲を唐突に思い出したので貼っておくが、結構叙情的な曲が好きだったのな。当時辛かったのかな、いやあんなに適当なことやっててそれはないな。
youtu.be
あら恋はいつか観てみたいが、結構テンション高めなんだよな。
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西武マイナー路線の旅その3

fake-jizo.hatenablog.com
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大体終わりなのであるが、まだ続きがあるのである。

西武多摩川線

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是政線
近い位置にあるのにもかかわらず全く他の西武線とは接続がない、ある意味一番マニアックな路線。そもそも東京の人でも存在は殆ど知らないし、乗ったことある人は輪をかけて少ない(断言)。乗り換えは武蔵境だし、沿線に何かあるわけでもないので、通常乗る要素がない。でもなんかのんびりして良い路線ではある。
この手の地方ローカル線だと2時間に1本が普通なのだが、これは1時間に3~5本走ってるし、っていうかなんでこんなに走ってるんだ・・・。やっぱり利用する人意外と多いのかこれ。
えきから時刻表 駅時刻表

西武国分寺線

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西武国分寺線
元々西武線系では最も開業が早いのに、完全に無視されている謎路線。国分寺から北に西部多摩湖線と併走するとか全然意味わからん。事情がわかるまで謎でしょうがなかった。
さて、この路線は東村山に着くのだが、東村山といえば、東村山音頭である。というかそれしか知らない。多分これすら知らない人も多いと思うので、世間の東村山のイメージはなんなのか聞いてみたいところではある。
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何があるのか全くわからなかったので、降りてはみたのだが、うーん何もない。西武線のターミナル駅は流行ってるのかどうかさっぱりわからんところが結構あるのだが、ここもそうだった模様。宿場町的な感じをちょっと期待していたのだが、そんなもの残っているわけないか。
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何もないところに来た
東村山ではちょっと場末館漂う喫茶店で普通のコーヒーを飲んだだけだな。やったことは。この辺になると東京とはいえやっぱ車社会なのかな、と感じた。きっと街道沿いには何かあるのであろう。行かないけど。
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志村けんの木
帰りに志村の木も見てきたのだが、まあ普通の木なので何の有り難味もない。降りたのは失敗だったかと思いながら帰途に着くことにした。

西武西武園線

ここに行くかどうか迷ったのだが、競輪やるわけじゃないし、別に制覇するつもりもなかったので、結局乗らなかったのだが、よくよく考えてみると、西武線でここだけ乗ってないな。ちょっと気持ち悪いが、自分は乗り鉄じゃないと言い聞かし、無視することにする。
あ、豊島園線とかもあったな。別に行く気ないけど。

貧乏人とせっかちが気にするエスカレーター

togetter.com
ちょっと前に話題になったこの話。
何で日本全体になっているのかわからんが、東京近辺と大阪近辺だけだよなこれ。地方に行くとエスカレーターを片方空けるという文化そのものがない。東京の人は面食らうかもしれないけど、だってそんなに急いだって意味ないじゃん、というのは至極当たり前の前提を忘れているだけだと言えよう。
で、東京でもこの片側空けるという文化がないところがあって、日本橋三越では、誰も片側を空けてない。横を歩いて(走って)いる人もいない。これが、新宿伊勢丹や、高島屋タイムズスクエアでは違うので、百貨店だからということではなく、百貨店でもその立地に拠るのであろう。そういわれると銀座松屋三越も確かにあんまりそんな文化ではなかった気がするが・・・、5年は行ってないのでちゃんと覚えてないなあ。
そもそも、日本橋三越に来る様な人は普段通勤ラッシュとは無関係にも見えなくもないし、第一エスカレーターに乗りなれてない雰囲気すら見える。なので、庶民の常識とはかけ離れているので、こんなことを気にしないのだろうな。
というわけで、口角泡吹かせてこういう話題を語る人は貧乏人かせっかちなのだろう、と一方的にレッテルを貼っておこう。

roth bart baronを観た

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とても良かった
といってもいつものように先月の話なのだが。
最近のお気に入りはこれと水曜日のカンパネラなので、Liquidワンマンだし、一度は観とこうかな、と思って、恵比寿に出かけた。
稼動的には大体6~7割くらいかな、満員ではなかった。

でも、本当に観にいって良かった。素晴らしかった。私と趣味が実はあまり合わない同行者も良かったと言っていたので、私だけがそう思ったのではなかったのであろう。実際直後のTwitterでは絶賛の嵐だったし。
音源のダイナミクスをライブで再現するのは無理なんじゃないか、と思ってたんだが、ライブでは音源以上にダイナミックであった。これは、サポートのマルチプレイヤーの力も実際大きいのだが、なんだろうな、ミックスも含めてちゃんとライブ向けにアレンジしてあるからなのかな、感動的ですらあった。

基本的に映像と合うバンドなので、ドラマか、映画、どっちかというと映画向きかもしれないが、そういうヒット作の挿入曲に使われたら一気に大ヒットする可能性を秘めているんじゃないか、と思っている。今はあまり知られていない状態なのが不思議なくらいで、ちょっともったいない。
誰か使わないですかね?

ATOM

ATOM

西武マイナー路線の旅その2

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さて続き。

西武山口線

https://www.instagram.com/p/BBsDzmelYVJ/
都市マイナー路線そのに
なんだか遊園地内の乗り物のような路線である。実際昔はそうだったらしい。遊園地内を潜り抜けゴルフ場を通り過ぎながら西武ドームに向かう路線である。
途中の車窓はこの辺に。

山口線の車窓から
しかしまあ、普通に考えるといい大人が最前列に陣取って車窓を撮っているというのは如何なものか。これiPhoneでやってるからまだ許されるようなものの、普通のビデオカメラだと結構周りドン引きな気がする。子供にも席を全然譲らないし、仕舞には車窓を撮るためにどけとか言いたくなってしまった。とはいえ、実際に言うことは勿論ないので、問題にはならなかったけど、こういうところが撮り鉄が嫌われる所以なんだろうなあ。俄かの私が言いそうなら、本職(?)の人は間違いなく言うだろうしね。
山口線を降りると西武球場であるが、私は野球に全く興味がないのである。というわけで、所沢の観光地といえば、これだろうという、二つの貯水池に向かうのであった。
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神社
村山貯水池の後になんか気になった玉湖神社に拠ってみたのだが、これ空き家なのね。それは珍しい。

古来、水源や水辺には水神を祀るものです。玉湖(たまのうみ)神社は、水神社を祀る計画を熱心に進めた東京府水道局の福島甲子三氏の努力が実って、昭和9(1934)年12月20日に竣工しました。建築費は25,000円で、銅板葺の屋根が燦然と輝く立派な社が狭山富士の東側にできました。

遷宮式は、昭和10(1935)年1月28日の吉日で、府社の大国魂神社から猿渡宮司らが出張して厳かに執り行われました。祭礼は、つつじの季節の5月11日で、貯水池愛護会が主催し芸能人を招いたり俳句会や菊花展など、毎年盛大に行われました。しかし、時代が移り公共団体で神様をまつることが問題となったため、昭和42(1967)年12月、みたま遷しが行われ、神様のいない空家となってしまいました。

玉湖神社は、「ぎょっこじんじゃ」とも呼ばれるそうです。

平成23 (2011)年3月11日に発生した東日本大震災で、玉湖神社は、柱に亀裂が生じ危険なため、立入禁止になりました。同年10月27日から11月18日の間、柱に亀裂が生じた玉湖神社の社殿の解体工事が実施されました。

多摩湖の周辺
でもGoogleMapでも神社跡ではなく神社と出てるし、なんか不思議な感じ。
fkaidofudo.exblog.jp

山口貯水池
山口貯水池は、取水口に行けないかなあ?と思ったのだが、まあ普通に無理。しょうがないので、周りを撮る。しかしなんつーか、何でこんなのが観光地になって、周りに鉄道が走った時代があったんだろうな、今見ると謎でしょうがない。勿論サイクリングロードとか整備されているので、そういう人にはいいんだろうけど。ピクニックには丁度いいのかなあ。でもここにずっといる気にはなれないな、とすっかり在り来たりなものでは物足りなくなった都市生活者のような顔をして、1時間程度で飽きて帰ることにした。そろそろ暗くなってきたしね。

西武狭山線

https://www.instagram.com/p/BCnUX_vFYVz/
西武球場前駅
さすが球場前駅だけあって、といっても水道橋や神宮前はそうでもないような気もするがそこは置いといて、結構大きな駅である。ただ今はオフシーズンなので、人もまばらで、いったいみんな何しにこんなところまで来たんだろう?とか思わなくもなかったが、電車の写真撮ってる人もちらほらみかけたので、私と一緒か(笑)。
https://www.instagram.com/p/BBsD4V4FYVU/
都市マイナー路線そのさん
最後に狭山線である。これがまた数駅しかなくてまた乗り換えなんだよ。なんだよ西所沢ってどこだよそれ?とか普通に思うけど、西武ファンは大体わかるのかしら。この後も所沢から何度か乗りかえしてようやく新宿に戻ってきたのであった。乗り換えの多さにとにかくうんざりしたのでもう行かないと思う。

西武マイナー路線の旅その1

西武鉄道にはマイナーな路線がいくつかある。具体的には↓の辺。
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何でこんな路線があるのかずっと疑問だった。国分寺から2本出なくてもいいじゃんとか。ただ乗った時に気になっただけだったので、積極的に調べることもなくずっとほっといたのだが、

地図と鉄道省文書で読む私鉄の歩み: 関東(2)京王・西武・東武

地図と鉄道省文書で読む私鉄の歩み: 関東(2)京王・西武・東武

最近この本を読んでようやく事情がわかった。元々全部別会社で合併によって、こうなったのね。
じゃあ背景が気になると行ってみたくもなるもので行ってみた。実際には何回かにわけていってるし、そんなに写真はないけど。

西武多摩湖線

https://www.instagram.com/p/BCQmfUplYXx/
西武多摩湖線
国分寺から多摩湖(村山貯水池)に向かうためというなんだかおかしな路線である。元々は観光路線らしい。人工湖が観光といわれてもって感じではあるが、時代背景とかあるしね。今で言うと、ディズニーリゾートラインみたいなものかな。さすがにそれはいい過ぎか。
大体終点まで行くものはなくて萩山で乗り換える。そもそも萩山ってどこって感じではあるが。また、近くを走るはずの国分寺線とは交差するにもかかわらず全く乗り継ぎが出来ない。当時はともかく、今は同じ会社なのに、その辺考えなかったのかと思うがよくよく考えたら似たようなところが終着駅なので、乗り換えの必然性がないよな。大体この路線、地方だったらとっくの昔に廃線になるようなローカル線だし、基本西武遊園地に行く人しか乗らないだろうからまあいいか。(ただ、国分寺~萩山間は地元の人しか乗らない気がする・・・。)

実際地図見ればわかるのだが、この辺やたらごちゃごちゃしている。東京都心か?と思うレベル。実は武蔵野線も近くを走っているのだが、乗換えが非常にめんどくさい。初見だと確実に勘違いしそう。でもこの辺行く機会自体があまりないけど。
この後でも似たような話が出るかもだが、とにかくすぐ終点である。10分くらい、つまり3,4駅乗ったら終点で乗り換え。けっこうめんどくさい。
https://www.instagram.com/p/BCQmo1ilYYO/
萩山駅の交差線
なんだか交差が綺麗だと思ったので写真に撮ってみたが、後で見ると、何を思ったのかわからんな実際。
https://www.instagram.com/p/BBsDseOlYU-/
都市マイナー路線そのいち
萩山で乗り換えて西武遊園地駅に向かう。実は西武遊園地なんて始めてである。が、全く興味がないので乗換駅でしかない。つまりまた乗換えなのである。
しかし驚いたのは遊園地そばまで全部住宅地であることである。当たり前といえば当たり前な気もするが、この辺は私は完全に畑と田んぼばかりだと思っていた。全然観光気分にならない。
つづく。

「テレビの黄金時代」を読んだ。

https://www.instagram.com/p/BB2oqi0FYcX/
こんな時代もありました
といっても、網羅的な内容というのは程遠く、内容は井原高忠とクレージーがメイン。ま、小林信彦だからしょうがないといえばしょうがない。例えば、谷啓が話すシティスリッカーズの話とかはWebには殆どないので、もうこういう古書じゃないと読めないだろうが、そんなことに興味ある人はいないか。
そもそも小林信彦のこの手の評論本はもう新刊ではほぼほぼ入手不可能だろう。

日本の喜劇人 (新潮文庫)

日本の喜劇人 (新潮文庫)

ずっと「日本の喜劇人」という本が気になっているのだが、どうやら新刊書店にはないと言い切って良さそうだ。品切れなのだろう。じゃあ古本屋で、といっても、実際どこにあるのかわからんしなあ。だったらamazonでポチっとなすればいいんだろうけど、なんで東京にいるのにamazonに頼るのかkindle本はともかくそれはおかしいだろと思って買ってない。
この手のものはもう著者が亡くならない限り出ないんじゃないか、と若干不謹慎なことも思うのだが、多分事実だろうな。

たまたま、小林信彦を例に出したが、芸能評論というジャンルは芸能そのものが時代とともに忘れ去られていく宿命もあって、更にそれを評論なんていう浮き草染みた商売なのでどうしても後世まで伝えられていないものが多い。例えば、正岡容安藤鶴夫辺りの著書を手に入れようとしても新刊ではかなり難しいだろう。まあ誰それ?みたいな人が大半だとは思うが。最後の希望は青空文庫だがこれもどうかなー。
作家別作品リスト:正岡 容
これを見る限り、期待できそうにないよね。モチベーションあがりにくいもんな。芸能評論なんて。

じゃあ最近この辺に興味のある私は何なんだ、って気もするが、単に年を取ったということで一つ。