君はどこにdub魂を感じるか?

KING TUBBY MEETS ROCKERS UPTOWN

KING TUBBY MEETS ROCKERS UPTOWN

長年、このdubアルバムを愛聴してきた。
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私はこのアルバムの表題曲のdubの真髄は、乾いたスネアにあるとばかり思っていた。でもoriginalとのdisco mixを聴いたら、元々このようなスネアだったことを今更ながらに知り、dubの奥深さを知ったのである。当時はoriginalにはあまり興味がなかったとか、youtubeがなかったからoriginalが聴けなかったとかそう言う言い訳はいくらでもできよう。ただ、当時の私は本質を見抜けてはいなかったのである。
king tubbyの深淵は見抜けていなかったといえよう。ただ、この体たらくなので、恐らく未だに本質は見抜けていないとも言えるかもしれない。ただこの曲は本当にいつの時代も最高である。この1ショット目のスネアのあの音とそれに付随するリヴァーブは永遠である。

Residentsを観に行った。


表参道を降りて、ブルーノートに向かうと何じゃこの街を歩くお洒落人間たちはと驚く。モードの人しかいないじゃないか。Beamsを着てる自分が恥ずかしい!つか何でこんなにお洒落なのか理解できないというか、何このスノッブな街怖くて二度と来たくないんだけど!とか思いながら、初めてのブルーノート
https://www.instagram.com/p/BR8B7q9hKLt/
レジデンツ
ResidentsですよResidents!
カルトに乗っ取られたと噂されたEuro Ralph Recordsから再発された”Third Reich 'n' Roll"を輸入盤屋で入手したあの時から20年以上。Cube-Eツアー以来のまさかまさかの32年ぶり来日公演。とてもとても信じられなかったけど、これは流石に行かなきゃ、ということで行って来た。
ザ・サード・ライヒンロール(紙ジャケット仕様)

ザ・サード・ライヒンロール(紙ジャケット仕様)

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ライブそのものの感想は↓でも読んでほしい。私はそれ以外の箇所を。
THE RESIDENTS - In between Dreams -|LIVE REPORTS|BLUE NOTE TOKYO
まず、バックステージから花道みたいな通路を通ってメンバー登場。えーっと顔普通に見えるんだけど、ライブだとこれが普通なの?なんせ全然分からないので、何が正しいのかもさっぱり。よくわからないCGの喋りが終わりライブが始まると意外と普通の音楽として始まる。あーいやなんて言うんだろ、普通の音楽では勿論ないんだが、音楽性はあると言うか、多分勝手な思い込みなんだろうけど、Residentsのライブって演劇に近いんじゃない?と思ってたんだよ。だからよくわからない人たちが入れ替わり立ち替わり何のライブなのかもわからないまま、伴奏音楽と学園祭みたいなチープな演劇をやっている、と、そういったイメージ。
なので、あれ普通にギターも弾いてるし、ドラムも叩いてる。普通じゃん!これResidentsを騙ったコピーバンドじゃね?という疑いすら持ち始めた時に、あの声が聞こえて来た。
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この声である。悪意の塊のようなこの声。おお!これだResidentsだ!と感動が。
いやだってSnakefinger役のギターの人は元々Residentsじゃないじゃん!Snakefingerはサポートメンバーなんだし。白玉シンセは確かにそうなんだけどはっきり言えば誰でも出来るしさあ。悪意やら悪夢やらそういったのを体現しているのはあの声なんだよ。
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さすがにSatisfactionはやらなかったものの、Man's worldは演奏していて嬉しかった。欲をいえばDiskimoやKaw-ligaは聞きたかったけど、それを言ったらキリないしね。で、何となくわかる通り、私は80年代までのResidentsしか追いかけてなくて、こういっちゃ何だがFreaks Showの時代以降は全然知らないんだけど、若い頃の自分を思い出しながら聞いてました。青春の1曲(笑)。
しかし、曲が終わるたびになぜか直立不動になったり、モニタに映るよくわからないCGは何だったんだろうな。いちいち、リモコンで操作しているのは面白かったが。流石にSun Raがいないアーケストラよりは統率が取れていたが、実際、何もMCがないのと、曲が1,2分レベルで短いので、サクサク進む。1時間半しかやらない割に、20曲弱くらいはやっていたと思う。全体的には悪夢としか言いようのないステージで、Blue Noteにとってもとってもふさわしかった。
最後にアンコールが終わったあと、花道を通ってバックステージに戻る際に、ちゃんと素顔のResidentsを確認したけど、えーとえーと、Residentsは一人であり、四人であり、みんななんだね!

計画的なような行き当たりばったりのようなそんな旅(その2)

fake-jizo.hatenablog.com
山を登って、出てきたのは、あれこれはライブ会場?なんだこれと思って、今までちゃんと見ていなかったパンフを見ると、ここがライブのメイン会場であることを知る。
えーっと…。
私が行ったことのある雪まつりとは札幌のものなのだが、雪像が一杯あるところがメイン会場じゃないの?違うの?
どうやらそれは札幌だけのものだったらしく、十日町雪まつりのメイン会場はライブ会場だったらしい…。しかも2時間くらい開演まで待つとのこと。うーんうーん。若干悩みつつも、次にいつ来るか分からないので、ということで燗酒を飲みながら待つことにする。
https://www.instagram.com/p/BQpiZqWhwwl/
燗酒うまい
待つこと2時間。ようやくステージが開始する。
https://www.instagram.com/p/BQrst_ohO0M/
初めて見るAKBグループ(NGT48)
まさかのNGT48である。なんでこんなところまで来てアイドルライブを見ているのか全く理解できない、が、久々のアイドルライブをそれなりに興味深く見てはいたものの、やはり徐々に寒くなって来る。
十日町雪まつり 公式ホームページ » 雪上カーニバル
その後のラインナップにもどうも興味が持てない…。花火は見たいけど、そこまで耐えれるかどうかもはやよくわからない、というか多分無理、という状態なので、戦線離脱。十日町でへぎそばというと、小嶋屋さんということなので、そこまで行くこととする。
fake-jizo.hatenablog.com
ちょっとこの際の話が引っかかったものの、まあ地元の人に聞いたし、大丈夫だろうと思い向かう。中に入って、しばらく冷酒を飲みながら他の人の話に聞き耳を立てているとどうも嫌な予感…。
https://www.instagram.com/p/BSGLdXsBYY0/
へぎそば
件のへぎそば。
うーん香りが薄い。決して不味くはないが、格別に美味しいというものでもない。名物にうまいものなしってことかな、これだったらさっさと新潟行って、古町で寿司でも食べときゃよかったなあ、と少し後悔。あのー旅に出て、こういう微妙な気分になるのは結構辛いものですよね、これが不味かったらそれはそれで良いのだけど、この中途半端な気分ってのがまた曲者。
https://www.instagram.com/p/BSGMzyYBtfo/
臨時快速
というわけで、臨時快速に乗って新潟に向かい、宿泊することにする。
つづく。

計画的なような行き当たりばったりのようなそんな旅

最近、すっかり鉄道好きになってしまい、色々出かけているのである。
fake-jizo.hatenablog.com
実は書いてないのも一杯あるのだが、ちょっとずつ書いていこうと思う。
もう1ヶ月くらい前の話だが、ちょっとした旅行に行ったのでまずそれを書く。
https://www.instagram.com/p/BRgEw8-BsXy/
大宮のいなほ
大宮からいなほ号に乗る。って若干意味不明かもしれないが、なんか年1回十日町雪祭りに向かうための臨時列車として、大宮から十日町まで特急が出ているのである。普通知らないであろう。勿論去年までの私は存在を知らなかった。
https://www.instagram.com/p/BRgE2a-Bu3Q/
雪祭り号
これで大宮から十日町に行くのである。勿論、雪国の気分になるわけであるが、今回は水上の時点で大雪であった。なので、国境からトンネルを抜けた気分にはならないため若干旅情にかけてはいた。
https://www.instagram.com/p/BRgHsjCho3E/
Instagram
で、全くどうでもいい知識なのだが、
「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった」
のトンネルは、上越線のトンネルなのはまあ事実なのだが、この川端康成の時代のトンネルは現在の上りトンネルの方を指しているのである。つーまーりー、今はもうその旅情を厳密な意味では追体験できないということである。なんてこった。いや嘘。上越線を超えて関東から新潟に行く人なんて今いない。でも、川端康成の世界を追体験したいのであれば、やはり新幹線じゃなくて、上越線の方だとは本気で思う。あの景色が急に変わる瞬間は人は誰でも感傷的になれる。
えきから時刻表 駅時刻表
とはいえ、なんせ1日7、8本の世界なので、なかなか乗るのは大変かもしれない。たまーに臨時列車とか出てるので、その指定席を取るのが正しいと言えよう。
話が逸れた。
そうこうしているうちに、十日町に着く。
https://www.instagram.com/p/BRgFFCDhCqX/
逆光のドンキー
駅前では早速巨大な雪像があり、期待が膨らむ。
https://www.instagram.com/p/BRgFKLIhUEx/
振る舞い酒
更に、振る舞い酒も2杯くらいもらい、調子の良くなった私は、
「メイン会場ってどこですかー?」
とまあ旅行者として普通のことを、振る舞い酒を振る舞ってくれたお姉さんに聞く。
すると、
「山の上で、歩くと30分くらいかかるんですよー。大変なんですよね。」
とちょっとすまなさそうに言われる。ふむう(ちょっとめんどくさい)と思いつつも、十日町雪まつりなんて次行くことがいつあるのかわからないので、山の上に向かうことにする。
https://www.instagram.com/p/BQpLcnOhHEZ/
雪国なう
後から思うと、完全に私は勘違いしているというか、騙されている気がしてならない。
つづく。

黄金時代のような音楽を再現するには何が必要か?

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このCMを見ながら一般的にアメリカにおけるポピュラー音楽の黄金時代といえば1950年代で、って話をし始めたら、物凄い嫌がられたのだが、これは1940年の映画だったね失礼*1。ってことはビバップ以前だな。
大体1900年代初頭からユダヤ人の音楽家たちが始めたのがアメリカのポピュラーミュージックだろう。今でも思うんだけど、お金がかかっているなあと思うのは、ストリングスやオーケストラが入っている音楽という気がする。結局は人件費だね(笑)。
フィルスペクターや大滝詠一じゃないけど、何度もリハを繰り返して、一発録りってのが一番手間暇かかるし、それを普通にやってた時代の方がお金があるだけに、いい音楽にはなるとは思う。意外といい音楽を作るためにはお金も重要です!アイデアだけだと個人の思い込みと紙一重なので、物凄く才能がある人以外はあんまりいいことないと思う。
で、だんだん皆さんに反感を買うようなことを言い始めそうなのでこの辺で。同じピノキオの映画から誰もが知ってるこの曲を。

Disney's "Pinocchio" - When You Wish Upon a Star
そういえば寝る前に聴く音楽ってのを新しく作る人ってあんまりいないよね。単なるアンビエントじゃなくて、こういう歌入りの。

*1:誰に対して言ってるのかわからないが

冬に不安定な気分になるためのレゲエ

pressuresounds.bandcamp.com
pressuresounds.bandcamp.com
フルート奏者!?のDiggory KenrickとPILのJah Wobbleが組んだユニットがニュールーツの10inchを出しているんだね。今時10inchってなかなかないと思うけど、というか昔から10inchはあまりないか。
Bandcampで試聴できるので聞いてみたけど、なんかDub版より普通のVersionの方がエキセントリックな感じがする。フルートとか木琴とかあの辺の音って若干危険な香りがするね。
あとWobbleが組んでいるのに、ベースの音が意外と小さい。

99.95%と99.999%の稼働率の差は意外とでかい。

昨日その手の話をたまたましてたので。

Amazon Web ServicesAWS)に移行するシステムに“聖域”はない。現時点では計画していないものの、勘定系システムをクラウド化する可能性は十分にある」。三菱東京UFJ銀行執行役員である亀田浩樹システム本部長兼システム企画部長(写真)は日経BP社の取材に対してこう話した。

itpro.nikkeibp.co.jp
勘定系システムをAWSに、って言ってるけど、AWSの可用性理解して言ってるのかな?
aws.amazon.com
AWSSLAを見ると大体稼働率99.95%なんだけど、
稼働率 => 月間ダウンタイム計算ツール
計算すりゃわかるけど、年間4時間半落ちても保証なし、ってシステムでしょ。勘定系システムってそんなに止まってもいいものなのかい?この手の奴だと99.999%かそれ以上の稼働率がデフォだと思うんだけど。
これは冗長化してこのSLAだからね。この状況で、インフラではなく、アプリケーションで99.999%以下を目指すように頑張ります!とか言ったらその方がよっぽどコストかかると思うんだけどなあ。
まあ、単なるリップサービスの可能性高いけどね。つか何でプライベートクラウドを構築しないのか全くわからん。実際にはやってるのかもしれないけど。

実際問題として

オンプレミスのインフラに慣れた人が、AWSを使うと、結構よく止まることが気になるらしい。あとやっぱりAWSは最新のインフラ製品ではなかったりもするので、エンプラ系だとちょっと感覚がずれる。