パソコン音楽クラブを観に行った

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Remixアルバムのリリースパーティーなのかな多分。
最近私の周りでも評判の良い、パソコン音楽クラブを観に行ったのである。
が、最初にまず言いたい。
Unitでのライブで16時スタート20時半終了なのに、途中退出不可、しかも中ではFoodなし、ってどういうこと?普通にお腹すくんだけど、ビールしか飲めないんだけど。食べ物の持ち込みも禁止だしさあ、一体どうしろっていうつもりなのよ。15時にはご飯食べて来い、ってこと?
私は17時に入場したけど、それでも20時過ぎたらかなりお腹すいたよ。また飲み物しかないってのがキツイんだよねえ。せめて軽食でも出せば良いのに、とか本気で思った。
UnitのB1では以前はBarと軽食出すところあったけど、最近B1が空いてる時滅多に見かけなくなったけど、もうレンタルスペースになっちゃったんだね。これだとFoodないのがわかりきってるのであればmせめて途中入退場可能にしようよ。長時間ライブとかだときつくない?これ。
https://www.shibukei.com/headline/14276/
入ってみたらB1のスペースでは普通にTofubeatsがいて、知り合い?の人と喋ってて驚いた。そんなに広いスペースじゃないし、B2はあんまり話せるような状態ではないから当然といえば当然か。で、B2スペースに行ったんだけど、本当に混んでて驚いた。フロアまで行けないんだけど。
勿論、パソコン音楽クラブ以外も見ていたのだが、やっぱり長いよねえ。混んでてしかも休む場所があまりないって辛いなあ。
とか言いつつ、パソコン音楽クラブ。
「東京の皆さんこんにちは。パソコン音楽クラブです。」でスタート。
やはりこれ
「ドモアリガトミスターロボット」のオマージュかしら。そんな訳ないか。

pasocom music club
これ聴いてて思ったんだけど、City Popの文脈だよねこれ。
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以前もなんだか微妙に盛り上がらないなあもっと盛り上がって欲しいんだけどなあ、と思ってたけど、ようやくこんな感じで出てきたのかあ、と感慨深かった。多分、一般的になるのはもう少し後になると思うんだけど、2020年代レトロフューチャーな感じになるのかも、とは思った。
https://www.instagram.com/p/B52ZrciHgic/
pasocom music club

余談

物販コーナーで、Vapor Waveの本が非売品だが参照用としてあったのでパラパラと流し見てました。買ってないですごめんなさい。

新蒸気波要点ガイド (ヴェイパーウェイヴ・アーカイブス2009-2019)

新蒸気波要点ガイド (ヴェイパーウェイヴ・アーカイブス2009-2019)

  • 作者:佐藤秀彦
  • 出版社/メーカー: DU BOOKS
  • 発売日: 2019/12/06
  • メディア: 単行本

今年のベスト3

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前書きは省略。

第3位

まさかのまだ書いてない!ナウシカ歌舞伎から。
ナウシカレクイエムの歌舞伎Ver.
www.youtube.com
というのは、あの「らんらんらららんらんらん」の歌舞伎お囃子である。かなり面食らった。
本来、あの楽器で出る音ではない気もするのである。不思議な空気に新橋演舞場が包まれていた。
一体何をやっちゃってるの、という感じである。

第2位

やっと観れた坂本慎太郎である。
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いやここでも書いてある通り、2回目なのであるが、実質的に初見である、と言えよう。MCが入るライブなんておかしいでしょう、とか訳のわからないことを言い出す私である。
不穏という言葉が正にぴったりの音楽であった。

第1位

まさかまさかのRed Hot Chilli Peppersである。
間違ってもchilli willi and the red hot peppersではない。
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よく考えなくてもだが、全盛期にはライブを観ておらず、ライブ映像自体もウッドストック’94以来観てなかったように思う。当時は映像はなかなか手に入りにくいしね。そもそもDVDの時代ですらないのでメディアがやたら高い。普通に1万円超えてた気が。
www.youtube.com
今見ると、明らかに電球が邪魔である。実際邪魔そうにしてるし。
ここから25年である。
アンソニーは髪を切ったし、フリーも若干老けたけど、あのRHCPをようやく見ることができて感無量である。正直見る前はちょっとバカにしててごめんなさい。今年後半のSpotifyではなんだかんだ言ってRHCPをよく聴いていたので、流石に1位にしました。

とかなんとか言いつつも

今年はVapor Waveの年だったように思う。ベストははっきり言って私のノスタルジアだけど、パソコン音楽クラブのライブ*1も良かったし、長谷川白紙のアルバムも良かった。
City Pop リバイバルをこんなに実感した年もなかった。
結構近いところを聞いてたけど、シーンとまでいうほどでもなかったからね。でも今年は違ったな。

*1:まだ書きかけでかけてない

坂本慎太郎を観に行った

https://www.instagram.com/p/B5VTKXHnpIk/
今年一位かなあ。
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去年観に行った時は、坂本慎太郎の声が出ないというまあレアケースで、MCもあり、という不思議なライブだったのだが、本来のライブを観ていないのである。これが初見ということでリベンジの機会を狙っていたのだが、1年後にようやくそれが果たせたのである。
ロケーションは三軒茶屋人見記念講堂でここライブでは初めて行った。ライブじゃなくても初めてであるが。
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ホールなので、当然椅子席である。最近、立ち見が結構しんどいのでちょうど良かったのであった。
さてライブである。
坂本慎太郎 @ 昭和女子大学 人見記念講堂 (東京都) (2019.11.26) | ライブ・セットリスト情報サービス【 LiveFans (ライブファンズ) 】

えーどの曲もイントロが全然違う。なので、イントロからどの曲が始まるのか全く分からず、歌い始めてやっとあああの曲やるのね、って感じだった。
照明もとても大学のホールとは思えないおどろおどろしい感じで、とてもかっこよかった。
後半の「あなたもロボットになれる」「ディスコって」辺りは素晴らしかった。
www.youtube.com
特に「あなたもロボットになれる」は是非ともライブで聴いてみたかった曲であった。私は歌詞は基本的に興味がない人なのであるが、この曲は歌詞も大好きな珍しい曲なのである。「ディスコって」ではなんか不思議なミラーボールの演出もあり、冥界のディスコではきっとこういう曲がかかっているのであろう。
このライブとは直接には全然関係ないが、この時期、Miles DavisのOn The Corner Complete Sessionsを今更ながらめちゃくちゃ聴いており、この妙なFunkと物凄い親和性を感じながらライブを聴いていた。まあ、歌があるかないかくらいの(非常に大きな)違いはあるんだけど。
open.spotify.com
夢遊病者が演奏するFunkというか、この何もかも不安定な感じがそっくりで、勝手にシンクロニシティを感じてた。いや本当に余計なお世話だが。
本編が終わった後、舞台側にもはけずに突然「アンコールやります。」と言いだしアンコールが始まる。いやこんなアンコール初めてだ。ここでは全然知らない曲が演奏されてたので、新曲か?と勘違いしたけど、最新シングルなのね。
zelonerecords.com
シングルまで追っかけてないもんなあ。いやSpotifyで聞けば良いんだけど。なんだか余韻を残した感じで終了。不思議な感じでした。

泡波の相場2019年度版

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いつもの、ではあるけれど。
しかももう真冬でもあるけれど。
最初に結論をいうと、去年と同じところであった。
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でも去年よりも700円高いんだよなー。今年はそこまでお得というわけではなかったのだが、一応買ってしまった。
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ちなみにこれもいつもの離島ターミナルであるが、抱き合わせ商法であったけど、2合瓶がまだあった。これは離島便が全便欠航していた時の午後一くらいなのであったのだが、普段ない理由はこれで明確である。午前中数セットしかないのだろう。
これはほぼ定価だと思うので、見つけたら入手すべきであるが、そこまでして飲みたいものかと問われると、これもまた前回と同じくなんだか微妙な気配もあるので、泡盛がそれなりに好きなら、という限定付きかも。でも沖縄で飲む泡盛は美味いんだよなあ。
あれなんでだろうね。
オリオンビールも東京と沖縄ではなんか違うよね。ロケーションだけではないと思うんだよな。
来年は石垣島には流石に行かないと思うので、来年はないと思う!

Ogre You Assholeを観に行った。

https://www.instagram.com/p/B4cWyQ8nuAh/
久々に六本木行った
前回六本木に行ったのは、Yo La Tengoだと思ってたら、コーネリアスだった。どっちにしろライブだ。それくらいでしか六本木は行かないなあ。渋谷もその傾向ある。
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今回はAlbum発表後のツアーである。
観に行っといてなんだけど、Albumという形式っていつまで続くのかね。基本はSP時代からLP時代になった1950年代に確立されたものだろうけど、今のAlbumのイメージはどっちかというとロック時代の1960年代か。最初は一部の音楽を除けばシングルの寄せ集めだしね。
もうこの時代になってからも60年経つわけで、媒体という括りも無くなった今、こういう構造の音楽が今後も続くかと言われると極めて疑問だけど、とは行ってもインパクト一発勝負の1分曲をシングルで大量に、ってばかりなのもなあ。
TikTokのBGMとしてならそれでも良いんだろうけど、というかYouTubeのBGMがメインとなる時代になるのかな、それもなんか嫌だなあ。
話が逸れたが、元のライブの話に戻ると。
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この際には全然わからなかった新曲もやるのである。

新しい人

新しい人

01. 新しい人
02. 過去と未来だけ
03. さわれないのに
04. Hypnotic
05. ムダがないって素晴らしい
06. フェンスのある家
07. わかってないことがない
08. また明日 (alternate version)
09. 本当みたい
10. ありがとう
11. 朝
12. 見えないルール
13. ロープ (long version)
14. 自分ですか?

En. 動物的/人間的 (Album version)

ameblo.jp
セットリストは確かこの通りで、そうなのだが、基本的にLive Versionはアレンジが違うので、あんまりアルバムの曲と同じ曲を聴いたという気がしない。途中のあたりはメドレーだし、最後の「朝」〜「見えないルール」〜「ロープ」の3曲は全てLong Verだし、スタジオ録音はないんじゃないのかな。
そろそろライブ盤だしても良いんじゃないですかね。まだですかね。

Flying Lotusを観に行った

まだ9月の話である。
https://www.instagram.com/p/B24BmPbHJTL/
flying lotus featuring thundercat
場所はStudio Coast
完全に満員である。
こんなに人気あるんだー。全然知らなかった。
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前見たのはこの時であるので、1年ぶりですね。今回は3Dメガネもちゃんと装備済み。
と思いきや…、場所取りに失敗し、全然前見えない!
これだと3Dの意味はギリギリあるけどライブを観てる気がするのかどうか微妙である。だから写真も全くない。
私はそれなりに背が高いので余裕かましていたが完全に舐めてた。
StudioCoastの1Fの奥の方にいたのだが、これだとステージとほぼ同じ高さになって、ステージが見えないんだよね。あー失敗した。フロアに降りとけばよかった。
そんなこんなで個人的には不完全燃焼になりつつも、まあ普通に盛り上がってる。こんだけ満員なら当然か。
で、途中でなぜか歓声が上がり、とてもバカテクのベースの人が出てくる。
よく見えなかったのもあって、なんだあれー、と思ったが、実は終わってからちゃんと知ったのだが、Thundercatがベース弾いてたのね。
Thundercatといえば…、というほどよく知らないのだが、Spotifyで聴いてから結構好みである。この前のSonicManiaでも観たかったのだが、MBVと同時だったので泣く泣く見れなかった記憶が。

Thundercat - Them Changes
Vocalはスムースなんだけど、何故か重苦しいFunkなこの曲がお気に入りである。
とかなんとか私の話は良いとしても、途中からはThundercatが弾きまくりで、てっきりThundercatのショーと勘違いしそうな感じである。なんでライブのクレジットに入れてないのか謎に思うくらい。
Flying Lotus featuring thundercatのクレジットで正しかったと思うのだけど。
本編最後*1のNever Catch Meはやはり盛り上がりましたね。

Flying Lotus - Never Catch Me ft. Kendrick Lamar
この後からアンコールなんだけど、なんか延々やってた気がする。
ファンク色が増して、なんかJB'sとかその辺を観てる感じに。いやJB's観たことないんだけど。
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終わらないFunkは以前も書いたことあるけど黒人音楽の伝統だね。

大変堪能して、帰途に着きました。

*1:あたりだったはず

Summer Sonicを観に行った(その3)

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いい加減終わりである。ライブから3ヶ月後ってどう言うことなんだ。実はWOWOWでやってたサマソニの映像見てから書こうと思ってたんだけど、それでも1ヶ月経ってるな。
前回ずっとスタジアムにいたと言ったが、当然そのあとはRADWIMPSである。
なんだけど…、才能があるグループなのは認めるんだけど、どうにも好きになれないグループである。意外とJazzっぽくて、全体的にはRock色もあまりなく、好きになれそうな音楽ではあるんだが、どうもダメ。
なんだろうなあ。
微妙なあざとさが気に入らないのかなあ。
音のバランスが変なのも気になってたが、そこが苦手な理由ではないはず…。
苦手なものは苦手だし、ファンの人もめちゃくちゃいると思うので、この辺で。

最後にレッチリである。
実はBabymetalの方が見たかったのである。
ただ、マウンテンステージは非常に混んでそうで、また途中で戻ってくるのも大変だし、それなりにいい席も確保出来たし、移動するのも面倒くさいし、というわけで、消去法でレッチリである。
というわけで実は全然期待してなかった。
が、
www.instagram.com
セッションから始まり、"can't stop"のイントロが始まると今までとは盛り上がりが完全に違いますね。これは流石だと思いました。
私も25年前を思い出して盛り上がったのである。いやー完全に舐めてた感じである。素直にごめんなさいと心の中で謝りました。
勿論、こんな近くでは見てないので、Fleaがこんな動きをしてるなんて全然知らなかったよ。
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大体モニターに映るこんな感じのステージを見てたんだけど、やっぱりアンソニーも年取ったし、いつの間にか短髪に、って短髪になったのもかなり前っぽいけど、WoodStock’94とは変わったなあ、とか感慨深かった。というか、あれからレッチリのライブの映像は見てないんじゃないかな。そういや。
www.youtube.com
で、久々に聴いて思ったんだけど、レッチリの曲って曲として成り立ってないのが多いよなあ。
”By The Way”が典型的だと思うんだけど、フックと間奏のみで成り立ってて、メロディがほぼない、というか、所謂ヒップホップとも作りが違ってる気がする。日本の曲はコードが多くて、ワンコードのこういったのは馴染んでないというのは確かにあるけど、なかなかここまでの曲はアメリカでも少ない気が。カッコいいところだけひたすら繰り返す押しの強さは真似できないな、と思う。
www.livefans.jp
セットリストの最後は"Give It Away"
www.youtube.com

Bob Marley, poet and a prophet
Bob Marley, taught me how to off it
Bob Marley, walkin' like he talk it
Goodness me, can't you see I'm gonna cough it?

いや本当に懐かしい。
この部分の歌詞の響きが好きだったなあ。
私にとってはそれ以外の何物でもないのだけど、皆さんとてもとても盛り上がっててまだ懐メロではないですね。
そういや90年代ってもう懐メロだよな普通に。
私の中のレッチリのイメージはどっちかというと更に前の80年代なんだけど。